外国人材採用 2026.06.09

初めての外国人材受け入れ|「最初の一人」をどう迎え入れるか

初めての外国人材受け入れ|「最初の一人」をどう迎え入れるか

外国人材の受け入れを検討しているものの、「まだ踏み切れていない」という施設は少なくありません。
受け入れの経験がない中で、不安を感じるのは自然なことです。

しかし実際には最初の一人を受け入れたことをきっかけに、その後の受け入れがスムーズに進むようになったという施設も多く見られます。
だからこそ「最初の一人」をどのような観点で選ぶかが、受け入れの成否を左右する重要なポイントとなります。

本コラムでは初めて外国人材を受け入れる施設が、「最初の一人」を選ぶ際に考慮しておきたいポイントについて解説します。

「最初の一人」がその後の受け入れを左右する

まずは最初の一人の受け入れが、なぜ重要なのかを整理します。

最初の受け入れが成功すれば流れが変わる

外国人材の受け入れに対して心理的なハードルを感じている施設でも、最初の一人を迎え入れて「問題なく一緒に働けた」という実感を得られれば、その後の受け入れに対する抵抗感は大きく和らぐ傾向にあります。

反対に最初の受け入れで何らかのトラブルが生じると「やはり外国人材の受け入れは難しい」という認識が施設内に広がり、次の受け入れに踏み切りにくくなってしまうことも考えられます。

だからこそ最初の一人をどのような観点で選ぶかは、慎重に検討したいところです。

施設ごとに事情は異なる

外国人材の受け入れにおいて、「この国の人であれば良い」「この条件であれば間違いない」という正解はありません。
施設の立地や給与水準、職員の構成、地域の特性など、様々な要素によって最適な選択は変わってきます。

人材会社によっても、紹介できる国や得意とする領域は異なります。
特定の国籍に特化している会社もあれば、幅広い国籍に対応している会社もあるため、施設の状況に合ったパートナーを選ぶことも大切です。

国籍選択における考慮点

最初の一人を選ぶ際に、国籍をどのように考えるかは多くの施設が気になるところでしょう。

外見上の違いに対する心理的なハードル

初めて外国人材を受け入れる施設では、外見上の違いが受け入れ側の心理的なハードルになることがあります。

D&Mキャリアが外国人材の紹介を行う中でも、初めての受け入れにおいてはベトナムやインドネシア、フィリピンなど見た目が日本人と大きく変わらない国籍の方が選ばれやすい傾向が見られます。
施設の職員や利用者にとって馴染みやすいという点が、最初の一歩としての安心感につながるようです。

もちろんこれは、外見で人材の優劣を判断するという話ではありません。
初めての受け入れをスムーズに進めるための一つの考慮点として、施設側の心理面も含めた判断が行われているということです。

宗教・文化面での配慮

宗教・文化面での配慮

国籍を考える際に、宗教や文化の違いについても確認しておくことをおすすめします。

例えばインドネシアにはイスラム教を信仰する人が多く、ヒジャブの着用、お祈りの時間、食事面での配慮が必要になることがあります。
ただしこうした配慮の度合いは信仰の熱心さによって個人差が大きく、一律に「この国の方だからこう」と捉えるのは適切ではありません。

初めての受け入れにおいて宗教面の対応に不安がある場合は、事前に人材会社を通じて本人の状況を確認しておくと安心です。
受け入れ前に確認しておくことで、入職後のトラブルを未然に防ぐことにつながります。

なお宗教上の配慮について、施設側が過度に身構える必要はありません。
多くの場合は本人との対話の中で、お互いにとって無理のない対応を見つけることができます。

給与条件と国籍選択の関係

施設の給与水準によって、どの国籍の人材が集まりやすいかが変わってくるという現実もあります。

母国との賃金格差が採用のしやすさに影響する

外国人材が日本で働くことを選ぶ理由の一つに、母国との賃金格差があります。

母国での平均年収と比べて日本での年収が大幅に高い場合、日本で働くことへのモチベーションは高くなります。

しかし近年は一部の国で母国の賃金水準が上がってきており、日本との格差が縮まっています。
その結果、年収の水準によっては「日本で働くメリットが感じられない」と判断される場合もあるのです。

例えば以前は日本で働くことに大きな魅力を感じていた国の人材であっても、母国の経済成長が進んだことで、日本の給与水準では十分な訴求力を持たなくなっているケースがあります。
こうした状況を踏まえると、施設の給与水準に応じてどの国籍の人材が集まりやすいのかを把握しておくことが、採用を成功させるための一つの視点になります。

給与条件が厳しい施設の選択肢

給与を大幅に引き上げることが難しい施設にとって、母国との賃金格差が大きい国からの採用は一つの選択肢となり得ます。

日本ではまだ受け入れ実績が少ない国であっても、母国の賃金水準と比較すれば日本の給与が大きな魅力になるケースがあります。
そうした国からの人材であれば日本で働くことへの意欲が高く、定着につながりやすいという側面もあります。

受け入れ前に整えておきたいこと

最初の一人を迎え入れる前に、施設側で準備しておくべきことがあります。

職員への事前説明

職員への事前説明

外国人材の受け入れに対して不安を感じるのは、施設の管理者だけではありません。
現場で一緒に働く職員にも、事前に丁寧な説明を行っておくことが求められます。

なぜ外国人材を受け入れるのか、どのような人が来るのか、どのようなサポートが必要なのか。
こうした情報を共有しておくことで、受け入れ後の連携がスムーズになります。

外国人材の受け入れは施設全体で取り組むものであり、管理者だけが準備をしていれば良いというものではありません。
現場の理解と協力を得ておくことが、最初の受け入れを成功させるための土台となります。

生活面のサポート体制

外国人材が安心して働くためには、業務面だけではなく生活面でのサポートも欠かせません。
住居の手配や生活に必要な情報の提供など、入職前から準備しておくべきことは少なくありません。

特定技能の場合は登録支援機関による生活支援が制度として定められていますが、施設側としても受け入れる姿勢を整えておくことが定着への第一歩となります。

業務面の受け入れ準備

業務マニュアルの整備や指導体制の確認も、事前に行っておきたい準備の一つです。
日本語でのコミュニケーションに不安がある場合は、業務手順を視覚的に分かりやすくまとめておくと現場での指導がスムーズになります。

最初の一人の受け入れにおいて「どこまで準備すれば良いか分からない」という場合は、人材会社に相談しながら進めることをおすすめします。

最初の一人を迎え入れるために

外国人材の受け入れは最初の一人をどのように選び、どのように迎え入れるかがその後の流れを大きく左右します。

国籍の選択、宗教や文化面の確認、給与条件と賃金格差の関係、施設内の準備。
こうしたポイントを一つ一つ整理しておくことで、最初の受け入れをスムーズに進めやすくなります。

「受け入れを検討しているが何から始めれば良いか分からない」という段階でも、早めに情報収集を始めることが大切です。

外国人材の受け入れについて相談したい方は、D&Mキャリアへお気軽にご相談ください。
受け入れに向けた準備の進め方から人材の選び方まで、施設の状況に合わせてサポートいたします。

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