介護 2022.08.26

介護の転職で気になる 夜勤の仕事内容について

夜勤の仕事内容

介護施設では、夜に働く夜勤のシフトがあります。
仕事内容には、日中とは異なる部分もありますので、こちらの記事で紹介します。

介護職の夜勤とは

介護施設では、24時間体制で利用者へのサービス提供を行うため、夜間の勤務があります。
夜勤の時間帯は法令による定めがないため、施設により異なりますが、16時から翌朝10時までの間で設定されているケースが多いようです。
夜勤の勤務時間が長い職場では、勤務時間の途中で2時間ほどの仮眠や休憩を設けています。
夜勤の人員配置は、厚生労働省が施設の種類によって下記のように定めています。

  • 介護老人保健施設:利用者の人数20人あたり、1名の夜勤配置
  • 特別養護老人ホーム:利用者の人数25人あたり、1名の夜勤配置
  • 小規模多機能型居宅介護:利用者の人数9人あたり、1名の夜勤配置
  • グループホーム:利用者の人数9人あたり、1名の夜勤配置

夜勤の勤務形態

夜勤の勤務形態

介護職の勤務形態は、2交代制もしくは3交代制をとっている施設が多く、2交代制は日勤と夜勤とに分かれており、3交代制は日勤・準夜勤・夜勤に分かれています。
3交代制では、それぞれのシフトの勤務時間が8時間ずつであるのに対し、2交代制では日勤が8時間、夜勤が16時間と夜勤の勤務時間が長くなることが一般的です。
夜勤の出勤回数には労働基準法の定めがなく、施設によって夜勤の回数は異なります。
事業主と労働者の間で夜勤に関する基準を定めた夜勤協定が締結されていれば、一ヶ月の夜勤回数に上限が設けられ、夜勤があまりに多くなることはほとんどありません。
しかし、夜勤協定の締結は義務ではないため、施設によっては、協定を締結していない場合もあります。

どの程度の回数で夜勤があるのかは、事前に確認をしておくと良いでしょう。

夜勤の仕事内容

夜勤の仕事内容としては、以下のようなものがあります。

更衣介助

利用者が自身で着替えることができない場合、就寝前の寝巻きへの着替え・起床後の私服への着替えの介助は、夜勤の仕事です。

排泄介助

利用者をトイレへと誘導し、排泄介助を行ったり、移動が困難な場合にはオムツ交換を行ったりします。

食事のサポート

夕食・翌日の朝食のサポートや服薬介助を行います。

夜間の安否確認

消灯後、利用者の安否や排泄などの確認を行います。
夜間、急に容態が変化することもあるため、1~2時間ごとに居室を訪ね、安否確認を行い、その際に排泄介助や寝たきりの方の体位変換も必要に応じて行います。
利用者自身から、ナースコールで呼ばれることもあるので、都度の対応も必要です。

起床時のサポート

利用者の起床後は、朝食のサポートや就寝中の排泄介助の他に、口腔ケアや洗顔のサポートを行います。
日勤の介護職員が出勤してくると、夜勤の時間帯にあったことや利用者の体調変化など必要事項の引き継ぎをします。

夜勤専従という働き方

夜勤専従という働き方

交代制で、日勤・夜勤・準夜勤を行うのではなく、夜勤のみで働くのが、夜勤専従です。
日勤よりも夜勤の方が時給や日給が高かったり、夜勤手当が支給されたりするため、少ない勤務日数で多くの収入を得ることができます。
また、働く時間帯が固定されることで、生活リズムを一定に保つことができます。
昼夜逆転の生活にはなりますが、それよりも生活リズムを整えることを重視する場合には良い働き方だと言えるかも知れません。

おわりに

介護職の夜勤形態や仕事内容について、ご紹介しました。
介護施設では、24時間利用者のサポートをするため、日勤・準夜勤・夜勤などのシフトがあります。
希望にあった働き方をするためにも、夜勤についても理解しておくことをおすすめします。
勤務形態や夜勤がどの程度あるのか、夜勤専従で働くことができるのか、などは施設によっても違うため、事前に確認をしておきましょう。

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