介護 2022.08.26

ガイドヘルパー(移動介護従事者)とは? 仕事内容についてご紹介

ガイドヘルパーとは

高齢者や障害者の移動を支えるガイドヘルパーの仕事内容はどのようなものか、ガイドヘルパーになるにはどのような資格が必要で、どのような人が向いているのかなどについて、こちらの記事でご紹介します。

ガイドヘルパー(移動介護従事者)とは

ガイドヘルパーは、高齢者や障害を持つ人の外出介助をする仕事で、移動介護従事者や外出介護員とも呼ばれます。
視覚障害や行動障害を持つ人など、利用者それぞれに合わせたサポートを行います。

ガイドヘルパー(移動介護従事者)の仕事内容

ガイドヘルパー(移動介護従事者)の仕事内容

ガイドヘルパーの主な仕事内容は、以下の3つです。

全身性障害者の移動支援

車いす利用者の誘導や移動サポート、自動車の乗降サポートなどを行います。
車いすや自動車の運転を自分で行うことができない利用者に対しては、車いすを押したり運転をサポートしたりします。

行動援護

精神障害者や知的障害者の外出時のサポートや介護を行います。
自傷や多動などの行動障害を防いだり、起こった場合の対応をしたりすることもガイドヘルパーの仕事です。

同行援護

視覚障害者に、外出時の情報共有や移動サポートを行います。

ガイドヘルパー(移動介護従事者)になるには

ガイドヘルパー(移動介護従事者)になるには

ガイドヘルパーになるためには、以下の研修のいずれかを修了する必要があります。

全身性障害者ガイドヘルパー養成研修

市区町村地域支援事業で行われている全身性障害者ガイドヘルパー養成研修を修了することで全身性障害者ガイドヘルパーとして働くことができます。
研修の要件は自治体ごとに異なるため、事前に確認が必要です。

行動援護従業者養成研修(知的障害者・精神障害者ガイドヘルパー)

行動障害や介護全般の知識を学ぶ行動援護従業者養成研修を修了することで、知的障害者・精神障害者ガイドヘルパーとして働けます。

同行援護従業者養成研修(視覚障害者ガイドヘルパー)

障害についてや、同行援護をする上で必要な知識を同行援護従業者養成研修で学ぶことで、視覚障害者ガイドヘルパーになれます。
同行援護従業者養成研修を修了すること以外にも、下記のような資格を保有し、1年以上の視覚障害に関する実務経験(直接処遇)があれば、同行援護従業者(視覚障害者ガイドヘルパー)として働くことができます。

  • 介護福祉士
  • 介護職員初任者研修修了者
  • 実務者研修修了者
  • 居宅介護職員初任者研修修了者
  • 全身性障害者外出介護従業者養成研修修了者
  • 知的障害者外出介護従業者養成研修修了者であり、なおかつ、1年以上の障害者支援業務の実務経験がある者
  • 視覚障害者外出介護従業者養成研修修了者

ガイドヘルパー(移動介護従事者)に向いている人

以下のような方は、ガイドヘルパーに向いています。

方向感覚に長けている人

ガイドヘルパーは利用者の外出介助をするため、移動の助けとなる方向感覚が優れている人に向いています。
現代では、スマートフォンの地図アプリなどもあるので、方向感覚に自信がない人は、ITツールを活用すると良いでしょう。

柔軟な対応ができる人

外出時は、想定外のトラブルが起こることも少なくありません。
移動中に、利用者の要望や状況が変化しても、柔軟に対応する力が、ガイドヘルパーには求められます。
臨機応変な対応力のある人は、ガイドヘルパーに向いています。

おわりに

高齢者や障害者の外出介助をするガイドヘルパーについて、ご紹介しました。
ガイドヘルパーには、「全身性障害者の移動支援」「行動援護」「同行援護」の3つの仕事があり、それぞれ研修を修了する必要があります。
一人で外出することは難しいけれど、社会活動を積極的に行いたいという人の助けになるガイドヘルパーは、やりがいのある仕事だと言えるでしょう。
興味のある方は、研修を受けてみても良いのではないでしょうか。

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