医療事務 2022.07.22

医療事務にはどんな資格がある? 転職時、気になる資格について(2)

医療事務の転職時

前回、「医療事務にはどんな資格がある? 転職時、気になる資格について(1)」では、以下の四つの資格をご紹介しました。

  • メディカルクラーク
  • レセプト点検業務技能検定試験
  • 医療事務検定試験
  • 診療報酬請求事務能力認定試験

本記事では、上記以外の医療事務の資格についてご紹介します。

医療事務の資格 医事コンピュータ技能検定試験

一般社団法人 医療秘書教育全国協議会が年2回、6月と11月に実施しているのが、「医事コンピュータ技能検定試験」です。
受験資格は特にありません。
三級、二級、準一級の三種があり、数字の三から一に向かって高い能力を証明できます。

受験料は、下記の通りです。

  • 三級:6,400円
  • 二級:7,500円
  • 準一級:8,600円

医事コンピュータ技能検定試験では、ひとつ上の級を併願受験することもできます。

  • 三級・二級併願:13,900円
  • 準一級・二級併願:16,100円

医療現場でのIT化が進み、コンピュータの知識を持つ人材の需要は年々高まっていますので、PCスキルを証明したいという場合には、こちらの資格を取得しても良いでしょう。

医療事務の資格 医療事務実務士

医療事務実務士

医療事務実務士の資格は、医療情報実務能力検定試験に合格することで取得できます。
医療情報実務能力検定試験は、「特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会」が実施している試験で、教育指定校及び団体受験でのみ受験することができるため、個人では受験することができません。

医療事務実務士は、一級と二級とに分かれており、一級は二級合格者のみが受験可能です。

以前の記事でご紹介した「診療報酬請求事務能力認定試験」と似た性質の試験ではありますが、こちらの試験の方が難易度は低いと言われています。

医療事務の資格 医療事務管理士

医療事務管理士には、医療事務管理士技能認定試験に合格することでなることができます。
株式会社技能認定振興協会が実施しているこちらの試験は、在宅もしくは、インターネットで受験できます。
会場に行く必要がないため、比較的気軽に受験することができます。受験資格は特になく、7,500円の受験料を支払うことで受けられます。

試験の内容には、学科試験と実技試験があります。
学科試験は「医学一般」「法規」「保険請求事務」の3分野から出題され、実技試験ではレセプト点検と外来・入院のレセプト作成を行います。

医療秘書資格 医療秘書技能検定試験

医療秘書技能検定試験

医療事務から更にスキルアップしたいと言う方は、医療事務の資格ではありませんが、医療秘書資格の取得を目指しても良いでしょう。
一般社団法人 医療秘書教育全国協議会が実施している医療秘書技能検定試験に合格することで、医療秘書への転職活動で有利に働くかもしれません。

医療秘書技能検定試験は、三級・二級・準一級・一級の四段階に分かれており、年2回6月と11月に実施されています。
受験料は下記のとおりです。

  • 三級:4,000円
  • 二級:5,100円
  • 準一級:5,800円
  • 一級:6,500円

おわりに

本記事では、医療事務の資格である「医事コンピュータ技能検定試験」「医療事務実務士」「医療事務管理士」についてご紹介しました。
それぞれ、医療事務としてのスキルや知識を証明することができる資格であるため、必要に応じて受験してみると良いでしょう。

また、今回は医療事務の資格だけではなく、医療事務からのスキルアップとして「医療秘書技能検定試験」もご紹介しました。
医療事務に関連する職種として、医療秘書や診療情報管理士などの仕事もあります。

医療事務としてスキルアップを目指す上で、これら関連職種にも興味を持った場合には、それらの資格についても学ぶと良いでしょう。

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