医療事務 2022.12.21

医療事務の転職理由 | 経験者・未経験者でのポイントを解説

医療事務の転職理由

医療事務への転職理由を職務経歴書に記載する際のポイントを、こちらの記事では「経験者の場合」「未経験者の場合」「他職種からの転職の場合」それぞれに分けてご説明します。

医療事務の転職理由

医療事務の転職理由

医療事務への転職理由を書く際のポイントを、以下3種類に分けてご説明します。

経験者の場合

医療事務経験者が、次も医療事務として転職する場合の転職理由は、「スキルアップ」について記載するようにすると良いでしょう。

  • 前職では人材不足のためにすることのできなかった、より細やかな対応をしたい
  • 前職では業務が分担制であったため、次の職場ではより幅広い業務への対応力を身に付けたい

など、より一層のスキルアップを求めるポジティブな転職であることを伝えましょう。
経験者であるため、前職での経験を活かし即戦力として活躍できるという点を併せてアピールすると良いでしょう。

未経験者の場合

医療事務未経験者が医療事務として転職する場合、「人の役に立つ仕事がしたい」「今までの経験を活かした上で新たなことにチャレンジしたい」などの理由がおすすめです。

今まで事務職として働いていて、経験を活かしながら新たなチャレンジとして医療事務になりたいというのは、ポジティブで分かりやすい理由です。
医療事務は人と関わりながら仕事をするので、人のために働きたいという方は好まれやすいです。

他職種からの転職の場合

営業職や販売職など、事務職でもなく、医療事務の業務と関連性の薄い職種から転職しようとする場合、専門性の高い仕事をしたいという理由がおすすめです。

また、やりがいのある仕事がしたいという転職理由も良いでしょう。
実際、医療事務として人命や健康に関わる職場で働くことで、受診者から直接感謝の声をもらったり、専門的なスキルを身に付けたりすることが可能ですので、転職理由としては理にかなっていると言えます。

逆に、給与の高さや前職のネガティブな要素を転職理由として挙げることはお勧めできません。

医療事務の転職理由の例文

医療事務の転職理由の例文

経験者・未経験者・他職種からの転職者、それぞれでおすすめの転職理由は異なるため、転職理由の例文についてそれぞれ個別にご紹介します。

経験者の場合

私はこれまで総合病院の医療事務として約3年間働いてまいりました。
そこでは受付業務やレセプト業務を担当しており、患者様が安心して来院いただけるように、一人一人に寄り添うように取り組んでまいりました。
取り組みの一つとして相手の感情に合った表情を意識しています。
常に笑顔でいることも大事なことですが、患者さんはときに不安な気持ちになっていることもあるため、そういった場合には笑顔よりも心配な表情を見せて共感が持てる相手であることを伝えるようにしています。

また、患者さんをお待たせしないように、迅速さだけではなく正確さも意識しています。
早くても間違いが見つかれば再度同じ作業を行うことにもなり、結果的に患者さんをお待たせすることになるため、正確かつ速やかに対応するように心掛けています。

これらの点を重視して今まで取り組んでまいりましたが、前職では来院数が1日に○○人と多いこともあり、一人一人に十分に向き合うことが難しい状況となっておりました。
貴院のホームページを見て、患者様一人一人を尊重し寄り添うという理念に共感し魅力を感じました。
これまでに培った医療事務としてのスキルと、大事にしてきた取り組みを活かして、貴院でもきっとお役に立てると思い志望致しました。

例文のポイント

経験者であることを自身の取り組みと一緒に伝えられていることから、どういった人物なのかがわかりやすいのは良いポイントです。
転職理由もネガティブなものではなく、自身が大切にしたいことと転職先の理念が合っていることをしっかりと伝えられています。

未経験者の場合

私はこれまで一般事務職として約5年間働いてまいりました。
一つ一つの処理を正確に進めることで部署全体のバックサポートが出来ているというやりがいがあり、人間関係にも満足していますが、より専門性の高い仕事に就きたいという思いも同時にありました。

そんな時、医療事務として働く友人から仕事の話を聞かせてもらったことで興味を持つようになりました。調べてみると、間違いが許されない責任ある仕事であること、一口に医療事務と言ってもクラーク業務やレセプト業務、そして受付業務など内容が多岐にわたることなどを知りまして、ぜひ医療事務として働きたいと思う様になりました。

これまでに培った正確・迅速な事務スキルと、相手の立場で考えるコミュニケーションスキルを活かし、患者様に安心していただける職員として日々の仕事に取り組みたいと思い志望致しました。

例文のポイント

他職種の事務としての取り組みを記載し、より専門性の高い仕事に就きたいという上昇志向も見せることができているのは良いポイントです。
また、医療事務としての業務内容も記載していることから、事前に調べて準備をしてくる人といった印象を与えることもできる転職理由になっています。

他職種からの転職の場合

他職種からの転職の場合
私はこれまで雑貨販売員として約3年間働いてまいりました。
接客や販売業務を中心に、商品の整理や在庫の管理、事務処理などの業務にも携わっておりましたが、より専門性が高く、やりがいのある仕事がしたいため転職を考えております。

人命や健康に関わる医療事務は専門性が高く、責任感が求められるやりがいのある仕事であると以前から興味を持っており、商品の整理や在庫管理、事務処理といった前職の経験も活かせると感じております。
医療事務として働くことで、医療に関する専門的なスキルを身に付けたいと考え志望致しました。

例文のポイント

雑貨販売員から医療事務と、他職種からの転職ですが、これまで携わっていた業務内容を記載の上、活かせると思う業務を挙げている点は、業務を理解しているといった印象を与えることもでき良いポイントと言えるでしょう。
給与の高さや前職のネガティブな要素を転職理由として挙げずに、専門性が高い、やりがいのある職種に就きたいことを理由にしている点も良いポイントです。

医療事務で避けた方が良い転職理由は?

医療事務で避けた方が良い転職理由

医療事務に限ったことではありませんが、給与の高さや福利厚生、前職のネガティブな要素などを転職理由として挙げることは避けた方が良いでしょう。
もちろん本音としてはそういった理由もあるかと思いますが、転職理由で伝えてしまうことにメリットはほとんど無いと考えておきましょう。

待遇面が志望理由の場合、もっと待遇の良い企業や組織があれば転職してしまうのではないかと採用担当者は考えますし、ネガティブな要素を転職理由とした場合、採用しても業務を通じて何かネガティブなことが起きたらすぐに辞めてしまうのではないかと考えてしまったりするものです。

採用担当者に良い印象を持ってもらうことも大切ですので、転職理由ではやりがいやスキルアップといったポジティブな理由を伝えるようにしましょう。

おわりに

本記事では、経験者・未経験者・他職種からの転職について、転職理由のポイントをご説明しました。

ご説明した転職理由はあくまで一つの例ですので、参考にしながらも自身の実際の状況に合った転職理由を伝えるようにしましょう。
伝える際のポイントは、ポジティブな内容を伝えることです。

ネガティブな転職理由を伝えると、あなた自身に何かしら問題があると感じられてしまうこともあるため、気をつけましょう。

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