医療事務の需要と将来性ってどうなの?今後も活躍できる人材とは
医療事務を目指す上で、医療事務にどの程度の需要や将来性があるのかが気になるという方は少なくないのではないでしょうか。
こちらの記事では、医療事務の需要と将来性、今後活躍し続けられるのはどのような人材なのかについてご説明します。
医療事務の将来性
医療事務の職場は医療業界であるため、一般的な企業と比較して景気による影響を受けにくいことから安定しており、今後より高齢化社会が進んでいくことも考えると、将来性も高いと言えます。
人間が健康的な社会生活を営む上で必要不可欠であるため、医療機関が無くなることはありません。
近年、AIやロボットによるIT化が注目されていますが、医療事務にも少なからず影響はあると考えられます。
しかし、人間の仕事がすべてAIやロボットに入れ替わる訳ではありません。
医療事務とIT化の現状や需要については次でご紹介していきます。
医療事務の現状と需要
医療の分野でもIT導入が進んでいる現状から、今後の医療事務の需要について不安になる方もいらっしゃるでしょう。
レセプト業務や受付・会計は、ロボットやAIによる自動化が進み、医療事務の需要が少なくなるのではないかと考えている方もいます。
実際、自動受付機・自動精算機を導入している医療機関も徐々に増えてきています。
ただ、入力内容の最終的な確認は、医療事務が目視で行うことになりますし、機械の扱いが苦手な方は高齢者を中心に多くいますので、医療事務がサポートを行う必要があります。
また、サポートだけでは補いきれない場合に備えて、AIやロボットだけではなく、医療事務が直接対応する窓口も残しておくことになるでしょう。
他にも、AIやロボットでは対応しきれないイレギュラー業務には、医療事務が対応していくことになります。
たとえば、ルール通りの通常の記入では診療報酬の請求ができないけれど、診療費の請求に正当性があり、コメント欄に正当である理由を記載することで、診療報酬の請求をすることが可能になるケースがあります。
このような場合は、基本的な記入はAIで行うことができても、最終的な確認やコメントの記入は、医療事務が行う必要があるのです。
今後も活躍できる医療事務とは?
IT導入が進む医療業界で今後も医療事務として活躍していくには、以下のような能力を備えていると有利になるでしょう。
専門性
AIやロボットの行った業務の最終確認を行うことを考えると、専門的な知識を持ち、イレギュラーな場面に対応することのできる能力が重要になると考えられます。
他の医療事務では気付くことのできない細かな内容や、例外に気付くことのできる医療事務は、さまざまな職場で活躍することができるでしょう。
接遇能力
機械の扱いが苦手な方や、質問や相談がしたいなどの理由で、医療事務とコミュニケーションを取りたいという方の対応をするために、接遇能力を高めておくことも、今後医療事務として活躍していく上で重要になります。
受診者の話から要望や状況を聴き取り、必要な情報を正確に医師や看護師へ伝える能力は、どの職場でも重宝されるでしょう。
機械が上手に扱えない受診者の誰もが、自分から受付スタッフに声をかけるわけではありません。
困っている方にいち早く気付き、声かけ・問題解決ができる力も、重要な要素です。
おわりに
医療事務の需要と将来性、今後も活躍できる人材について、ご説明しました。
高齢化社会である日本では、医療、医療事務の需要は今後も徐々に高まっていきます。
ただ、増えていく受診者の対応をより効率的にスピーディーに行うことができるように、IT化の推進も進んでいます。
今後は、AIやロボットでは代用することのできない、人間としての医療事務能力の高い医療事務スタッフの需要がより一層高くなると考えられます。
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