医療事務 2022.09.14

医療事務に英語力は必要? 外国人受診者の対応について

医療事務の英語力

留学や仕事、観光などで多くの外国人が、現在日本を訪れています。
日本語を話すことのできる人もいれば、母国語や英語のみでしか話せない人もいるので、外国人受診者に対応するために、国際共通語である英語を活用することができれば医療事務としての活躍の場が広がることになります。

こちらの記事では、医療事務に英語力は必要なのか、英語力を活かすことのできる職場、おすすめの資格についてご紹介します。

医療事務に英語力は必要なのか

医療事務に英語力は必須の能力ではありません。
医療事務の通常業務は日本語で行うため、英語力がなければ業務ができないというわけではないためです。
そのため、英語力を備えた医療事務は少なく、英語力を身に付けることで、医療事務としての人材価値を高めることができるとも考えられます。

日本語を話すことのできない外国人患者が、言葉の通じない日本の医療機関を訪れた際に、非常に不安な気持ちを抱くことは想像に難くありません。
訪れた医療機関に英語を話すことのできるスタッフがいることで、その不安を和らげることができますし、コミュニケーションをスムーズに取ることができるため、誤解なく正しい情報を聴き取ったり伝えたりすることができます。

医療事務が英語力を活かすことのできる職場の例

医療事務が英語力を活かす

大都市や観光地など外国人受診者の多い地域の病院

外国人受診者が多い地域では、英語力の高い医療事務の必要性が高いため、英語力を活かすことのできる職場としておすすめです。

外国人患者受入れ医療機関認証制度認定医療機関

外国人患者の受け入れを推進する国の事業である外国人患者受入れ医療機関認証制度認定医療機関も、英語力のある医療事務が活躍できる職場の1つです。

医療事務に必要な英語力

医療事務として業務に役立てるために英語力を身に付ける場合、医療機関にもよりますが、まずは保険証の確認や問診票の記入依頼、会計などの対応をするための会話ができれば問題ないため、基本的には日常会話レベルの英語力を身に付けておくと良いでしょう。

次に、医療用語などの複雑な単語を覚えておく必要はありませんが、日常的に使うような病名や医療行為についての英語は覚えておくようにしましょう

英語力のある医療事務におすすめの資格

英語力のある医療事務におすすめの資格

英語力に自信がある場合は、資格を取得しておくと転職に有利です。
英語の資格には英検(実用英語技能検定)、TOEIC、TOEFLなどがありますが、医療事務としての英語力を示す場合には、専門的な医療英語の資格である「医英検(日本医学英語検定試験)」「医療英会話技能認定」などの資格を取得しておくことがおすすめです。

医英検(日本医学英語検定試験)

日本医学英語教育学会が日本の医療の国際化推進のために主催している資格で、1級から4級までの4階級があります。
階級ごとに下記の能力水準であることを示すものであり、医療事務としてまずは4級取得を目指すと良いでしょう。
1級:医療英語教育を実施する能力がある
2級:英語で論文執筆や学会発表を行うことができる
3級:英語で医療に従事することができる
4級:基礎的な医学英語を使用することができる

医療英会話技能認定

一般財団法人日本医療教育財団が主催している医療機関の受付業務で使用する基礎的な英語力を認定する資格です。
学科と実技のそれぞれで70%以上の得点を取ることで合格することができます。

おわりに

医療事務に英語力は必須の能力ではありませんが、英語力を身に付けることで確実に活躍の場を増やすことができます。
医療事務としてのスキルアップを目指している方は、英語力の向上や資格取得もぜひ検討してみてください。

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