医療事務 2022.08.26

医療事務資格 医療事務認定実務者とは

医療事務認定実務者とは

医療事務に関する資格には、さまざまなものがあります。
こちらの記事では、その中でも「医療事務認定実務者」についてご紹介します。

医療事務認定実務者とは

レセプト(診療報酬明細書)の作成や、医療事務の業務に関する基礎知識を習得していることを認定する資格が、医療事務認定実務者です。医療事務認定実務者の資格制度は2016年に創設されました。
受験料は、一般受験で税込5,000円、団体受験で1人あたり税込4,500円です。
医療事務に関する資格の中でも比較的易しいものなので、初めて医療事務の資格を取ろうという方にも向いています。

受験資格は特に無く、毎月1回、年間で合計12回開催されているため、自分に都合の良いタイミングで受験することができます。
実技と学科の試験があり、試験時間は合計90分です。

実技試験の出題範囲

レセプトの作成

学科試験の出題範囲

  • 医療事務業務についての知識
  • 診療報酬請求についての知識
  • 医療機関においての各種制度に関する知識
  • 接遇マナーについての知識

医療事務認定実務者試験は、在宅でも受験することができる?

医療事務認定実務者試験

医療事務認定実務者試験は、全国医療福祉教育協会の用意した会場の他、自宅でも受けることができます。
在宅受験をする場合は、試験の前日に自宅に問題用紙・解答用紙が届くので、回答を記載後、返送期限である試験日の翌営業日までに投函しましょう。

医療事務認定実務者資格を取得するメリット

医療事務認定実務者資格の取得は、医療事務の業務知識と、レセプト作成の知識・技能を保持していることが証明されます。
レセプト業務は、医療事務の基本業務でありながら、専門性が高く初心者が躓きやすい分野でもあります。
医療事務認定実務者資格試験の受験勉強を通して、レセプト業務の知識・スキルを会得し、資格の保持によって能力を証明できることが、医療事務認定実務者資格を取得することのメリットです。

医療事務認定実務者資格を取得することで、就職や転職に有利になるでしょう。

医療事務認定実務者試験の勉強方法

医療事務認定実務者試験の勉強方法

勉強方法は、大きく以下の3つです。

独学

試験勉強用の問題集やテキストは、市販されているものを購入することができます。
市販されている教材の中から、自分に合ったものを選び学習しましょう。
独学での勉強は余分な費用がかからないため、自学自習に自信がある方におすすめです。
ただ、理解が難しい箇所を誰かに確認することができない点や、効率の良い勉強ができない等のデメリットもある点には注意しましょう。

通学講座

資格試験用の通学講座も用意されているため、時間や予算に余裕がある場合には、積極的に活用すると良いでしょう。
同じ試験を受ける仲間とともに学習を進めることができるため、モチベーションを保ちやすく、わからない部分は講師や仲間に質問できるため、容易に解決できるというメリットがあります。
講座によっては、教育訓練給付制度の対象になっていて受講費用の一部が支給されることもあるので、通学講座を選ぶ際には事前に調べておきましょう。

通信講座

通信講座では、講座が用意している専用のテキストを使って学習を進めることができます。
通学講座と比べて安価で受けることができ、独学よりも効率良く学習を進められる点がメリットです。
不明点に関しては、講師からの添削を受けられるので、独学よりもスムーズに学習を進めることができます。

おわりに

医療事務認定実務者資格について、ご説明しました。
医療事務には、さまざまな資格があり、資格取得をすることで、就職や転職を有利に進めることができます。
医療事務認定実務者資格は、比較的取得難易度の低い資格ですので、これから医療事務に関する資格を取得しようと考えている方は、医療事務認定実務者資格の取得を検討すると良いでしょう。

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