医療事務は何歳まで働ける？転職における年齢の考え方

現在、医療事務として働いている方も、これから医療事務の仕事をしたいという方も「医療事務は何歳まで働けるのか」について気になっている方が多いかと思います。
また、ライフスタイルに応じて転職を考えることもありますが、どの程度の年齢まで可能なのでしょうか。
本記事では、医療事務は何歳まで働けるのか、転職における年齢の考え方についてご紹介します。

医療事務は何歳まで働ける？

生活に合わせた働き方ができたり、将来的にも安定しているといった理由から、医療事務は働く女性に人気の職種です。
医療事務は、年齢ではなく専門知識や能力、経験などをより重要視する傾向が高いため、20代～60代と幅広い年代の方が活躍しています。

定年後も、嘱託やパートといった形で働くことが可能であるため、知識や経験を積むことで年齢に関係なく働き続けることができる職種だと言えます。

求人に年齢制限はない

職種に関係なく、現在は求人情報に年齢制限を記載することは、明確な理由がない限り禁止されています。
禁止されていると言っても、採用につながるかどうかは別の問題です。

もちろん若い方の意欲を評価して採用する可能性の方が高い傾向にありますが、40代以上の方はさまざまな経験からお年寄りや子どもとの関わり方、体調が悪い方への配慮ある行動など、医療事務として働く上で重要なコミュニケーション能力が高いことが評価され、採用に至ることもあるでしょう。
また、医療事務の仕事はデスクワークが中心であり、年齢を重ねていても働ける環境であることから、他の職種に比べて採用される可能性が高くなっています。

ただし未経験者である場合は、年齢のハードルもより高いものになります。
医療事務の働き方も少しずつ変わってきており、電子カルテなどの導入によりパソコンの操作も今では必要なスキルです。
パソコンの操作能力やコミュニケーション能力をこれまでの経験と併せて伝えることで、年齢のハードルを越えられる可能性は高まると言えるでしょう。

資格や経験があれば40代・50代でも転職可能

医療事務は知識や能力が重要視されることについてご紹介しました。
言い換えると、未経験者でも意欲と能力が伴っていれば採用される可能性があるということです。

40代や50代で転職を考えている方は、医療事務を既に経験している方が多く、またそういった方が採用されやすいのは当然と言えるでしょう。
しかしこれまでの経験から、健康状態のよくない方をはじめ高齢者や子どもに対して、配慮ある接し方を理解していることや、未経験でも医療事務に関する資格を取得していることがアピールできれば、採用される可能性も高まります。

医療事務に関する資格には、実務に必要な医療についての基礎知識やレセプト作成の能力を問う「医療事務認定実務者」や「医療事務管理士」、現場でのコミュニケーション能力なども問われる「医療事務技能審査試験」などがあります。
試験勉強を通して必要な知識や能力を身につけ、資格を取得することで面接の際にアピールしやすくなると言えるでしょう。

医療事務に関する資格の試験には、毎月行われているものもありますので、思い立った日から勉強を始めても問題ありません。
また、資格の取得は医療事務への再就職や転職にも役立つため、幅広い年代の方におすすめです。

おわりに

医療事務は知識や能力を重要視する傾向にあることから、20代～60代と幅広い年代の方が活躍できる職種となっています。

40代や50代でも経験があれば転職することはできますが、未経験の方でも資格を取得して働く意欲をアピールすることができれば、採用される可能性は高まると言えるでしょう。