転職活動 2026.08.18

面接での「コミュ力」は改善できる|意識と準備で変わること

面接での「コミュ力」は改善できる|意識と準備で変わること

面接に対して、苦手意識を持っている人は少なくありません。
「コミュニケーション能力は生まれ持った資質だから、今さら変えようがない」と感じている人もいるのではないでしょうか。

しかし面接でのコミュニケーション能力には、テクニカルに改善できる部分があります。
相手の目を見て話す、柔らかい表情で相手の話を聞く、相槌のタイミングを意識する。
こうした具体的な行動に落とし込むことで、面接官が受ける印象は変わってきます。

本コラムでは面接でのコミュニケーション能力をどのように改善できるのかについて、実践的なポイントを整理しながら解説します。

面接にも「良いとされる型」がある

面接でのコミュニケーション能力を考える上で、まず意識しておきたい考え方があります。
それは面接にもスポーツと同様に「良いとされる型」があり、それを知っているかどうかでパフォーマンスが変わるという点です。

スポーツのフォームと面接の共通点

どのようなスポーツにも、理想的なフォームがあります。
プロの選手ほど一つ一つの動きにこだわり、基本動作を徹底することでパフォーマンスを高めています。

面接にも同じことが言えます。
評価につながりやすい基本的な型がいくつかあり、それを意識して実践するだけで面接官が受ける印象は変わってきます。

面接はスポーツの試合と比べて経験する回数が少ないため、多くの人がフォームを意識しないまま本番に臨んでいます。
しかし型を知っていれば、少ない機会でも質の高いパフォーマンスを発揮しやすくなるのです。

コミュニケーション能力の「全体」を変える必要はない

短期間でコミュニケーション能力を大きく向上させることは、難しいかもしれません。
しかし面接で求められるのは「コミュニケーション能力が高い人になること」ではなく、「面接の場で良い印象を与える行動を実践すること」です。

行動レベルの改善であれば、意識するだけで実践できるものが少なくありません。
コミュニケーション能力の全体を変えようとするのではなく、面接で効果のあるポイントに絞って改善していくという考え方が現実的です。

テクニカルに改善できる具体的なポイント

それでは、面接で改善できる具体的なポイントを確認していきましょう。

聞く時だけでなく、話す時も「相手の顔を見る」

「面接では相手の目を見て話す」ということは、よく言われるアドバイスの一つです。
しかし実際には話を聞く時には相手の目を見ることができていても、自分が話す側になった途端に視線が外れてしまう人が少なくありません。

話す内容を思い出そうとして視線が上を向いたり、手元の資料に目が行くためです。
「聞く時も話す時も、相手の顔に視線を向ける」という意識を持つだけで、面接官に与える印象は大きく変わります。

柔らかい表情を意識する

柔らかい表情を意識する

面接では真剣に受け答えをしようとするあまり、表情がこわばってしまうことがあります。
普段は柔らかい表情で会話ができる人であっても、面接の場では緊張から表情が硬くなることは珍しくありません。

しかし初めて会う面接官にとっては、目の前の表情がその人の印象のすべてです。
こわばった表情で話を聞いていると、本人にそのつもりがなくても「話しかけにくい人」「緊張感のある人」と受け取られてしまう可能性があります。

だからこそ「柔らかい表情を保つ」と、事前に意識しておくことが大切です。

面接の緊張感の中では難しいことのように思えるかもしれませんが、意識しているかどうかだけでも表情は変わってきます。
面接官が「この人とは落ち着いて話ができそうだ」と感じるきっかけは、こうした小さな意識の違いから生まれることがあるのです。

相槌のタイミングに注意する

自分では気づいていない癖が、面接での印象に影響していることがあります。
その一つが、相槌のタイミングです。

例えば面接官が話している最中に、「はい、はい」と相手の言葉に被せるように相槌を打ってしまう人がいます。
本人は真剣に聞いているつもりでも、話している側からするとせかされているように感じることがあります。

面接官の言葉が終わってから一拍おいて、「はい」と返す。これだけのことですが、相手が受ける印象は大きく異なります。

こうした癖は、日常生活の中で周囲から指摘されることがほとんどないため、気づかないまま過ごしている人が多いのではないでしょうか。
だからこそ、面接の前に自分の癖に気づく機会を持つことが大切です。

面接の準備で変えられること

ここまで紹介した目線、表情、相槌といったテクニカルな改善は、事前に知っておくだけで面接前の準備に組み込むことができます。
ここでは、その準備の進め方について整理します。

緊張は止められないが、行動は変えられる

緊張は止められないが、行動は変えられる

面接に対して、「緊張してしまうから苦手だ」と感じている人は多いのではないでしょうか。

緊張すること自体を止めることはできません。
初めて会う人に自分を評価される場面で緊張するのは、当然のことです。

しかし「緊張しないようにしよう」という漠然とした目標ではなく、「緊張しているが、目を見て話そう」「緊張しているが、柔らかい表情を保とう」と行動レベルに落とし込めば、緊張した状態であっても面接官に与える印象を損なわずに済みます。

緊張は固定の要素として受け入れた上で、変えられる部分に意識を集中させること。
この考え方を持っているかどうかで、面接への向き合い方は大きく変わります。

事前のフィードバックで気づくことがある

D&Mキャリアでは面接が決まった求職者に対して、事前に面接対策の時間を設けています。
面接の基本的な考え方をお伝えした上で、実際にいくつかの質問に答えていただきながら気になる点をフィードバックするという内容です。

事前の面接対策を通じて、自分では気づいていなかった癖や改善点を把握できるケースは少なくありません。

「他の人材会社ではこうした話をしてもらったことがなかった」という声をいただくこともあり、面接に対する意識が変わるきっかけになっているようです。

面接でのコミュニケーションに対して、多くの人が自分の課題を認識していない傾向がありますが、一度フィードバックを受けると「確かにそうした癖があります」と気づかれるケースが少なくありません。
こうした気づきを得るだけでも、面接に臨む際の意識は変わります。

面接は準備した分だけパフォーマンスが上がる

面接に対して、特別な準備をせずに本番に臨む方もいらっしゃいます。
しかし面接は事前の準備によってパフォーマンスを高めることができる場であり、準備をせずに臨むのはもったいないことです。

自分の強みや経験を最もよく知っているのは自分自身ですが、それを面接という限られた時間の中で的確に伝えるには、事前に伝え方を整理しておく必要があります。

目を見て話す、柔らかい表情を保つ、相槌のタイミングを意識する。
一つ一つは特別なことではありませんが、こうした要素を意識して面接に臨むかどうかで面接官が受ける印象は変わってきます。
本コラムで紹介したポイントを一つでも取り入れて、次の面接に臨んでいただければと思います。

面接の準備や対策についてお悩みの方は、D&Mキャリアへお気軽にお問い合わせください。
面接でのコミュニケーションの取り方や自己PRの整理など、状況に合わせたアドバイスをいたします。

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