介護 2022.07.22

サービス提供責任者とは?仕事内容についてご紹介

サービス提供責任者とは

サービス提供責任者とは、訪問介護においてキャリアアップを目指す介護士の役職です。
サービス提供責任者とはどのような仕事をしているのでしょうか?
本記事では、サービス提供責任者の仕事内容についてご紹介します。

サービス提供責任者とは?

介護士のキャリアアップ

サービス提供責任者、通称「サ責」とも呼ばれています。
訪問介護の事業所で訪問介護員の管理指導や、訪問介護サービスの計画立案を行うことが主業務です。
また、利用者とヘルパーの間に入り調整を行ったり、ケアマネージャーと連携をとったりすることも業務に含まれています。

上記以外にもさまざまな業務があるため、訪問介護事業所における実務の中核を担う存在であると言えます。

サービス提供責任者の仕事内容

サービス提供責任者の仕事内容

こちらでは、サービス提供責任者の仕事内容をご紹介します。

訪問介護サービス利用の申し込みや相談の対応

一般的なヘルパーが行うことはありませんが、サービス提供責任者は、「訪問介護サービスの利用申し込みや相談」に対応する必要があります。
訪問介護事業所に相談に来た利用予定者やご家族の話を聞き、どのようなサービスを必要としているのか、訪問介護事業所でその希望に応えることができるのかを検討した上で、調整・確認を行います。

訪問介護計画書の作成

利用者一人一人の異なる要望に沿うことができるよう、訪問介護計画書を作成することは、サービス提供責任者の重要な業務のひとつです。
訪問介護事業所の利用者には、それぞれに希望や事情があります。それらを聴き取った上で、介護の方針や目的をまとめたものが訪問介護計画書です。
利用者の自立支援のための目標を設定し、その目標を達成するための具体的なケアプランとスケジュールを作成します。
訪問介護計画書の作成後は、利用者とご家族に説明し、同意を得た上で、計画書に沿った訪問介護を実施・管理していくのです。

利用者・ご家族との面談

先述の訪問介護計画書を作成するためには、利用者やご家族と面談を行い、しっかりとした聴き取りを行う必要があります。
訪問介護サービスを提供する上では、利用者本人だけでなくご家族の協力や理解が必要不可欠です。
それぞれの利用者に適した自立支援を行う訪問介護計画書を作成するために、面談では必要な内容をご家族ともしっかり確認するようにしましょう。

ヘルパーへの指導や管理

ヘルパーに介護技術の指導を行うことも、サービス提供責任者の重要な仕事です。
状況に応じて適切なアドバイスや、利用者から改善のお声をいただいた場合にはサービス改善について提案を行います。
ヘルパーと利用者、どちらかに偏った意見を持つことなく、利用者の自立支援にとって最適な選択をしていく必要があるのです。

おわりに

本記事では、サービス提供責任者とは何なのか、一体どのような仕事をしているのかを紹介しました。

サービス提供責任者の仕事には、下記のようなものが挙げられます。

  • 訪問介護サービス利用の申し込みや相談の対応
  • 訪問介護計画書の作成
  • 利用者・家族との面談
  • ヘルパーへの指導や管理

サービス提供責任者は、利用者とヘルパーの間に立ち、利用者の要望に応えながら、ヘルパーの負担軽減を考慮する必要があるため、公平な判断が求められます。
利用者やヘルパー、ケアマネージャーと、多くの人の間に立ち、調整を行うサービス提供責任者は、その責任の分だけ、多くのやりがいを感じることができる役職です。

介護士としてのキャリアアップを考えている方は、一度、サービス提供責任者になることも検討してみても良いのではないでしょうか?

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