レクリエーション介護士とは?資格の取得方法やメリットを紹介
介護に関わる資格であるレクリエーション介護士をご存じでしょうか。
本記事では、レクリエーション介護士とは何か、資格の取得方法やメリットについてご紹介します。
レクリエーション介護士とは
レクリエーション介護士とは、高齢者に喜んでもらえるレクリエーションを提供し、介護現場に笑顔を広げることのできる人材を輩出することを目的として、2014年に誕生した民間資格です。一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会が主催しています。
資格取得をすることで、利用者がより健康で豊かな生活を送るための支援能力の向上が期待できます。
比較的新しい資格ではありますが、一人一人に合ったレクリエーションを考えることができ、その結果、利用者の「生きがい」や「前向きな感情」を引き出すことができるレクリエーションについて学びたいという介護職員にニーズがあります。
レクリエーション介護士の試験について
レクリエーション介護士の資格には1級と2級があります。
それぞれの試験概要について見ていきましょう。
レクリエーション介護士2級
レクリエーションの企画・組み立て方をはじめ、レクリエーションを実行するにあたっての安全への配慮や注意事項、コミュニケーション能力について学びます。
レクリエーション介護士2級は自分自身の趣味や職歴を活かして、介護現場やボランティア活動に参加する際などで活躍することを目的とした資格です。
試験概要
レクリエーション介護士2級の試験概要は以下の通りです。
受講期間 | 通信講座:約3ヶ月(標準学習期間目安) 通学講座:最短2日間~ |
試験方法 | 選択式50問 添削課題の提出 |
合格基準 | 60点以上で合格 |
受験資格 | 特になし |
受講料 | 通信講座・通学講座ともに:35,000円(税込)~ 受講される学校や支払い方法によって費用は異なるため参考価格になります。 |
参照元:レクリエーション介護士2級ガイド|一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会
レクリエーション介護士1級
上位資格であるレクリエーション介護士1級では、利用者の目的や状況に合わせたレクリエーションの企画や実行に関する知識が身に付きます。
レクリエーション介護士1級の受験資格に関して、以前はレクリエーション介護士2級を取得後に、一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会が開催しているアイスブレイク体験会への参加が必要でした。
通学による必須講座の受講は引き続き必要ですが、2023年現在の受験資格はレクリエーション介護士2級の合格者のみと、受験資格要件が緩和されています。
試験概要
レクリエーション介護士1級の試験概要は以下の通りです。
受講期間 | 通学講座:4日間 筆記試験及び実技試験:1日間 現場研修:3施設分 |
試験方法 | 筆記試験:所要時間2時間 選択式60問、記述式問題4~6問 100点 小論文1問 20点 合計120点満点 実技試験:所要時間10分 レクリエーションの組み立て及び10分間の実演 |
合格基準 | 120点満点中、正解率60%以上で合格 合格後は3施設分の現場実習 |
受験資格 | レクリエーション介護士2級の合格者 |
受講料 | 91,300円(税込) ※テキスト及び試験(1回分)費用を含む |
参照元:レクリエーション介護士1級ガイド|一般社団法人 日本アクティブコミュニティ協会
資格を取得するメリット
利用者に合ったレクリエーションの提供ができるようになることが最大のメリットと言えます。
その他にも、レクリエーション介護士の資格では、アイデアを企画書にして実行することを求められるため、自分で考えて実行に移す力が養われます。
資格取得に向けて学び得た知識を介護の現場で活かすことができ、向上心があることをアピールできるため、転職の際には面接担当者に好印象を与えることができるでしょう。
おわりに
利用者に、より充実した生活を送ってもらえるようなレクリエーションを提供できる人材を輩出するための民間資格、レクリエーション介護士についてご紹介しました。
レクリエーション介護士は比較的新しい資格ではありますが、介護の現場で活かすことができるため、転職時のアピールポイントとしても活用できるでしょう。
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