介護 2023.02.20

介護職の面接でよく聞かれる質問と受け答えの注意点を解説

介護職の面接で聞かれること

転職においては、面接での対応が非常に重要です。
履歴書や職務経歴書での書類選考を通過し、応募先によって数の異なる面接を通過することで、転職活動の終了となります。
こちらの記事では、転職活動を行う上で、面接で聞かれることの多い質問と、面接で受け答えをする際の注意点について、解説いたします。

応募者自身に関する質問

介護職の面接でよく聞かれる質問

自己紹介

面接担当者は、事前に履歴書や職務経歴書を確認しているとはいえ、簡単な自己紹介を求めることも少なくありません。
既に書類を提出しているにも関わらずなぜ?と思われるかもしれませんが、要点をまとめて伝える力や本人が強調して伝えたいアピールポイントについて確認をするという要素も自己紹介にはあるのです。

冗長になってしまうことのないよう、30秒から1分ほどを目安に自身の長所や強みを明確に伝えられるようにしておきましょう。

長所と短所

自分自身を客観的に見ることができているかを確認する意図で、長所と短所はよく質問されます。
どのような長所で、業務に対してどのように活かすことができるのか、また業務に支障をきたすような短所は無いか、短所を解決するためにどのような対策を行ってきたのかを面接担当者は確認します。
具体的なエピソードを交えて話すと、説得力が増し、その長所や短所が自分の思い込みではないことが相手に伝わりやすくなるでしょう。

短所は一見ネガティブな要素に見えますが、その短所とどのように向き合って改善してきたのかを伝えることで、面接担当者から「自らの課題を見出し、克服する努力ができる人」と評価されます。

前職に関する質問

前職に関する質問

前職を退職した理由

退職理由は、ほぼ必ず聞かれる質問の一つです。
退職理由は、今回の転職の軸とも直結している内容であるため、面接する企業側も採用のミスマッチが起こることのないようにしっかりと確認をするのです。

たとえば、前職の退職理由が残業時間の長さという理由であれば、面接する企業側の残業時間が少なければ問題ありませんが、残業時間の多い企業であればそこでミスマッチが起こります。
残業時間が多いと一口に言っても、「多い」と感じる時間がどの程度なのかは個人差があります。

他にも、

  • パワハラが原因で辞めたという場合
  • 評価がなかなかされないという場合
  • 新しくやりたいことができたが、社内ではチャレンジすることができないという場合

掘り下げて確認をすることで、入社後うまくやっていくことができるかや、入社してすぐに辞めてしまうことがないか、などの要素の確認をしているのです。

前職での成功体験や失敗体験

具体的な実績の確認をするとともに、どのようなことを成功・失敗と感じるかという価値観の確認をされることも多いようです。

個人の成果をモチベーションとするか、チームとしての成果がモチベーションになるのか、失敗体験においては、その失敗をどのようにリカバリーしたかを聞かれることもよくあります。

失敗は誰であっても起こることなので、失敗体験を話すことそのものがマイナスとなることは基本的にありません。
企業側としては、入社後に失敗をしてしまった場合、どのようにしてその穴埋めや立て直しができるか、また、同じ失敗が起こらないようにどのような具体的な改善策を用意することができるのかを知りたいと考えています。

入職(入社)後に関する質問

担当したい業務

入職後の質問では業務に対する興味や関心、どのような姿勢で業務に取り組むのかなどを確認されることもあります。
「どのようなポジションでも頑張ります」や「○○を担当し、学ばせていただきたいと思います」といった回答は、印象の良い答え方のようですが、避けるべき回答例です。
「どのようなポジションでも頑張ります」と言うと、仕事への興味の無さを疑われたり、明確な目標が無いのではと捉えられる可能性もあります。
また、「○○を担当し、学ばせていただきたいと思います」は勤勉さをアピールしているつもりでも、採用側としては主体性の無い受け身なタイプだと捉えることもあります。
なぜその担当に就きたいのか、どのような経験や特性を活かせるのか、今後どのようになっていきたいのかを簡潔にまとめて伝えることで、採用担当者から好印象を持たれやすくなるでしょう。

残業・夜勤への対応

残業や夜勤が発生する24時間体制の施設の場合には、必ずと言って良いほど聞かれる質問です。
基本的には、明確な理由が無い限り対応できると伝えておく方が良いでしょう。

しかし、子どもがまだ小さい場合など、対応が難しいこともあるため、その際には理由と併せて伝えましょう。
子どもが成長すれば対応できるようになるなど、将来的な補足もしておくと好印象を持ってもらえるかもしれません。
ただし、残業も夜勤も対応することが可能な人の方が採用されやすいのも事実です。

自分の条件にあった求人探しに時間がかかったり、どのように探せば良いのかがよくわからないという人はエージェント型の転職サイトに登録することも検討しましょう。
転職サポートを受けられたり、非公開求人を紹介してもらうことが可能です。

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目標やキャリアプラン

明確な目標やキャリアプランがある人は、主体性をもって行動する傾向にあるため、面接担当者が確認をすることの多い項目の一つです。

例えば、「介護福祉士の資格取得を目標に経験を積みたいと考えています」というように、目標とそのために何をしていくのかを伝え、「取得後は介護福祉士として働きながらケアマネージャーも目指していきたい」と、目標達成後の新たな目標やキャリアプランにも言及することで、仕事に対して前向きな人といった印象を持ってもらうことができるでしょう。

他にも、

  • 自社を志望した理由
  • 強みや弱み
  • 中長期的なスパンでの目標
  • 前職での具体的な業務内容

などの質問をされることが多いです。

どのような質問があったとしても、スムーズに答えることができるように、事前に質問内容に対する返答を考えておくようにすると良いでしょう。

面接の受け答えでの注意点

面接の受け答えの注意点

面接に受かることができるようにと、自分をよく見せる嘘をついたり、不利になるかもしれない事実を隠したくなることもあるかもしれませんが、それは避けるべきです。

内定はゴールではなく、あくまで入口です。
入社後にギャップが出てしまうと、それが理由で離職につながる可能性があります。
転職回数が多かったり、在籍期間が短かったりすると、次の転職活動の際に不利になることも少なくありません。
入社後のギャップを少しでも減らすために、面接では正直にありのままを伝えるようにしましょう。

受け答えに詰まったときの対処法

受け答えに詰まったときの対処法

スキルや知識などの重要な質問に答えられなかったり、目標やキャリアプラン、長所や短所などの自己分析に対する質問に答えられないのは準備ができていないことが要因です。
準備不足だったと反省して、次に活かすために入念に準備をすることも大切ですが、面接では「わかりません。申し訳ございません。」と素直に伝えてみましょう。
全ての質問に的確に答えられる人は多くありませんが、受け答えができなかったときの対応で面接担当者からの印象も変わります。

また、しっかりと面接の準備をしていても、答えに詰まってしまうこともあるため、そのような場合は「少しお時間をください」と伝えるようにしましょう。

黙ってしまったり、嘘をついたり、知ったかぶりをすることの方がマイナス評価につながるため、回答内容を整理する時間をもらって答えるか、素直にわからないと伝えることが大切です。

おわりに

介護職で転職活動を行う上で、聞かれることの多い質問と、面接時の注意点についてご説明しました。

こちらの内容も参考にして、ぜひともご自身にとって良い職場への転職につながる準備をしていただきたいと考え、私どもはそのサポートをしております。

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