認知症介助士とは?資格を取得するメリットと活かせる職場を紹介
高齢者が増加傾向にある現在、認知症の高齢者も同様に増加傾向にあります。
今後も増え続ける可能性が高い認知症の高齢者への理解を、より深めたいとお考えの方におすすめなのが、特別な受験資格がなく、比較的合格率が高い「認知症介助士」の資格取得です。
本記事では、認知症介助士とは何か、資格を取得するメリットや資格を活かせる職場についてご紹介します。
認知症介助士とは
認知症介助士とは、公益財団法人日本ケアフィット共育機構が2014年から実施している民間資格です。
認知症について正しく理解し、適切なサポートをすることが認知症介助士の役割です。
介護や医療の関係者以外にも、仕事や普段の生活などで認知症の人と接する機会がある人にとっても有益な資格だと言われています。
認知症介助士の資格取得について
認知症介助士の資格を取得するには、公益財団法人日本ケアフィット共育機構が主催するセミナーに参加して検定試験を受ける方法と、自宅学習をして全国各地のCBTセンターや自宅のパソコンなどを使って検定試験を受験する方法とがあります。
認知症介助士の試験概要は以下の通りです。
試験方法 | 会場またはオンラインにて試験実施 |
試験形式・時間 | 学科試験40分 30問 多肢選択式(マークシート、CBT方式、IBT方式) |
合格基準 | 21点以上 |
受験料 | 検定試験のみ:3,300円(税込み) セミナー+検定試験:16,500円(税込み) ※いずれも別途3,300円(税込み)のテキスト購入が推奨されています。 |
認知症介助士資格取得のメリット
認知症介助士の資格取得を通して認知症に関する理解が深まることから、認知症の方とのコミュニケーションの取り方やサポートの仕方、トラブルを未然に防ぐ方法などの知識を持っていることを証明することができます。
介護や医療に関わる仕事に就きたいと考えている人は、スキルや意欲をアピールすることにも繋がります。
認知症介助士の検定試験には受験資格が設けられておらず、試験は自宅で受けることができます。
また、会場でセミナーを受けてその日に試験を受けるなど、自分に合った受験方法を選択することができます。
加えて、認知症介助士の資格は取得後の更新が不要であることもメリットと言えるでしょう。
認知症介助士資格を活かせる職場
高齢化が進行している現在では、介護施設や医療機関だけではなく、学校や職場をはじめ、様々な場所で認知症の人と接する機会が増えてきていると言えます。
認知症介助士には、認知症を正しく理解して適切なサポートをすることを求められているため、認知症介助士資格を活かせる職場としては、以下のような介護や医療関係の施設が挙げられます。
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 有料老人ホーム
- デイサービスセンター
その他にも、公共施設や交通機関をはじめ、宿泊施設や飲食店など、多種多様な人と接する職場では、認知症介助士資格を活かせる場面も多い傾向にあります。
おわりに
認知症介助士とは、公益財団法人日本ケアフィット共育機構が2014年から実施している民間資格です。
認知症について正しく理解し、適切なサポートを行うことが認知症介助士の役割です。
認知症介助士の資格取得を通して、認知症に関する理解を深めることができるため、認知症介助士の資格を保有していることで、認知症の方とのコミュニケーションの取り方やサポートの仕方、トラブルを未然に防ぐ方法といった知識を有している証明になります。
介護や医療に関わる仕事に就きたいと考えている人は、ご自身のスキルや意欲をアピールすることもできるため、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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