介護職は何歳まで働ける? 気になる介護職の年齢制限とは
何歳まで介護職として働くことができるのか気になる人もいらっしゃるかと思います。
ある程度年齢を重ねて、これから介護職に転職を考えている人にとっても重要なポイントであると言えるでしょう。
本記事では、介護職に年齢制限はあるのか、介護職として働き続けるために有効な資格や、年齢を重ねている人にも介護職がおすすめである理由についてご紹介します。
介護職に年齢制限はない?
介護職として働いている人の中には、60歳を超えている人もいます。
厚生労働省の「介護労働の現状」より、60歳以上の介護職員は15.9%、訪問介護員は38.5%と決して低い数値ではありません。
介護業界は人手不足と言われており、働き手の高齢化も進行していることから、定年後の再雇用や嘱託としての雇用延長を取り入れている施設も多い傾向にあります。
再雇用制度を設けている施設も多いことから、職場によっては必ずしも60歳や65歳までしか働けない、ということは無いと言えるでしょう。
介護職として長く働く上で有効な資格
介護職として長く働き続けるためには、介護に関する知識やスキルを身に付けておくことが大切です。
たとえば、訪問介護の場合は、介護職員初任者研修以上の資格が必要なため、転職先の選択肢を広げるためにも資格を取得することがおすすめです。
介護職員初任者研修
食事や排せつ、入浴といった利用者の身体に直接触れて介護サービスを行うことを身体介護と言いますが、介護職員初任者研修以上の資格を保有していないと行うことができません。
介護職員初任者研修やそれよりも上位にあたる資格を保有することで、介護に関する知識やスキルを身に付けておけるだけではなく、携われる業務の幅も広げることができるでしょう。
介護職員初任者研修の取得については、受験資格は特に設けられておらず、130時間の講習を受講し、修了後の筆記試験に合格することで取得できます。
介護福祉士実務者研修
介護福祉士の受験資格として必要になることがある介護職員実務者研修には、介護職員初任者研修と同様、受験資格は設けられていません。
そのため、介護職員実務者研修から受講することも可能ではありますが、介護スクールによっては介護職員初任者研修を修了していなければならないこともあるため注意しましょう。
介護職員実務者研修では、450時間の講習を受講する必要があります。
介護福祉士
介護業界において数少ない国家資格である介護福祉士資格を取得することで、介護現場でリーダーとしての役割を担い、他の介護職員の指導や教育、介護計画書の作成などといった業務を担当することもできるようになります。
取得方法は3種類ありますが、詳しくは別記事でご紹介していますのでそちらをご覧ください。
介護福祉士とは?気になる仕事内容・就職先・資格の取得方法を解説
年齢を重ねている人にも介護職がおすすめである理由
年齢をある程度重ねている人の場合、人生経験が豊富であるため、利用者とコミュニケーションが取りやすい傾向にあります。
利用者が話しやすさを感じられる人柄やコミュニケーションスキルは介護職員の年齢に関係なく大切なものですが、年配の職員であれば利用者と年も近いので共通の話題が多く、より気軽に会話ができる機会も増えるでしょう。
話しやすいと感じてもらえれば、深い話もでき、信頼してもらいやすいと言えます。
また、他の職種に比べて求人数が多い傾向にあるため、自分に合った勤務地や雰囲気の職場を探すことができるのも、年齢を重ねている人に介護職をおすすめすることができる理由の一つです。
おわりに
定年後の再雇用制度を設けている施設が多いことから、必ずしも60歳や65歳までしか働けない、ということはありません。
人生経験が豊富であるため、利用者とコミュニケーションが取りやすい傾向にあるなど、年齢を重ねているからこそおすすめできる理由もあります。
介護に関する知識やスキルを身に付け、長く介護の現場で働き続けられるようにしましょう。
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