「転職活動」について思うこと

皆さま、こんにちは。D&Mキャリアの三好です。

早いものでもう2023年も残りわずかですね。
今年も12か月の間でたくさんの素敵な求職者さまとの出会いがありました。
年齢や経験、職種もお人柄も様々な方とのご縁をいただきました。
改めて心より感謝申し上げます。

一年の総括ではありませんが、転職活動について、少し振り返ってみました。

私がこの仕事をしていて嬉しいことは、転職活動という孤独で不安な取り組みの最中にいる皆さまの力になれることです。
D&Mキャリアで扱う求人でご縁が繫がる時ももちろん嬉しく、また、そのタイミングではまだ就業先が決まらなくとも、書類の添削や面接対策、転職相談などがその方にとって何かしらプラスになった時も、コンサルタントをしていて良かったと思える瞬間です。

私は20代のとき、就職活動でとても苦労しました。
書類を書いても書いてもなかなか面接に進めず、「面接で会ってもらえたら絶対良さを伝えられる、わかってもらえるはずなのに」と歯痒い想いをしていました。

そんなとき私よりも年長の友人が、根気強く丁寧に“就職活動とは地味な基礎が重要だ”と教えてくれました。

免許や資格は正式名称で書くこと、写真にこだわること、応募先にあわせて志望動機をしっかりと表現すること、職務経歴書では読み手の視点でボリューム配分をすること・・・など、その後に人材会社で働くようになって学ぶことと同様なことをその友人は、モチベーションが下がって正面から向き合うことを避けようとする私に何度も教えてくれました。

この経験が今の私の礎になっています。

素敵なお人柄である、高いヒューマンスキルがある、素晴らしい職務経験を持っている、というような魅力的な方が、書類の作り方にこだわって、もうひと手間ふた手間かけたら書類選考通過確率が高まるのに、ということがたくさんあります。
面接の受け方にしても、もう少し準備したら内定を得られる確率が高まるのに、ということもよくあります。

活動の仕方がわからないからまず転職サイトに登録する、その後に必要になったからとりあえず履歴書を作ってみる、面接に進んだから多少準備したけど本番は当たって砕けろだ・・・こういう方がかなりいるのではないでしょうか。
高額な買い物をするとき、多くの人はかなりじっくり調べて検討するのではないでしょうか。大事なものを選ぶとき、しっかり情報を手に入れて比較検討するのではないでしょうか。
転職活動はまさにそういうことだと思っています。

たかが仕事、されど仕事です。

寿命が延びて、日本の 健康寿命も世界一位の74.1歳（2019年、WHO）です。
定年退職の年齢も65歳まで引き上げられ、70歳までの就業機会確保のための施策が企業の努力義務となっています。
同じ職場で定年まで働くことを想定する人は少なくなってきているとは言え、65歳や70歳まで働くことを考えると、これからどういう職場でどういうキャリアを築いていくかはとても大切なことだと私は考えています。

そのために必要なことを調べて真摯に向き合うのは、他の誰でもない自分のためです。
一度しかない人生、出来るだけ後悔をすることなく活き活きと生きるためには、自分を大切にすることは必要だと思っています。

たかが仕事、されど仕事です。

そんな仕事選びですので、もうひと手間ふた手間かけて、後悔のない納得のいくものにして欲しいと思っています。

一人でも多くの方に良い転職をしてもらえるよう、引き続きしっかりと取り組んでまいります。

この記事を書いた人
シニアコンサルタント
三好 宏尚