医療事務の逆質問で好印象を与えるには？押さえるべきポイントを解説

面接時に、「何か質問はありますか」と聞かれることがありますが、これを「逆質問」と言います。
医療事務の採用面接でも同じように逆質問をされることがありますが、どういったことを質問すれば良いかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
本記事では、医療事務の逆質問で好印象を与えるために押さえるべきポイントについて解説していきます。

医療事務の面接で逆質問が行われる理由

医療事務だけではなく、どのような職種でも面接時の最後の方に逆質問をされることがあります。
面接担当者は逆質問をすることで、応募者が組織のことをどのくらい理解できているか、どのくらい意欲があるのかを確認したいと考えています。

また、医療事務は医師や受診者と接することが多いため、コミュニケーションスキルも重要視されますが、面接担当者からの質問だけでは見極めることが困難です。
逆質問は、これまでの会話の流れに矛盾せず的確に質問ができるかどうかなど、応募者のコミュニケーションスキルを確かめるためにも行われます。

また、組織に入った後にギャップがあると退職のリスクが高まってしまうため、事前に不明点を洗い出しておきたいという理由もあります。

逆質問で好印象を与えるためのポイント

逆質問の時間になるまでに、あまりアピールすることができなかったと落ち込まなくても大丈夫です。
逆質問は、組織に対する理解度や意欲、コミュニケーションスキルを見るためにも行われるため、好印象を与えられるようにポイントをしっかりと押さえた質問をしていきましょう。

例えば、WEBサイトなどに掲載されている経営理念や方針についての質問は、組織に対する理解度があると印象付けることができたり、意欲を伝える際には、実際に働けるとなった場合の1日の流れや、今後どのようなスキルを身に付けて行くべきかを質問したりしてみると良いでしょう。

また、もし採用された場合は、入職までにどのようなことを勉強したり、どのような本を読んだりすれば良いかと質問すると、やる気の高さを示すことができます。
単純に逆質問をするだけではなく、「前職で担当していた○○を活かせると考えておりますが」と言った前置き部分にアピールポイントを含めることで、伝えきれなかったことをアピールすることも可能です。

「先ほど伺った○○についてですが」と言った前置きは、それまでの話の流れを理解した上での逆質問であることから、コミュニケーションスキルが高いことをアピールできるでしょう。

逆質問をするときの注意点

事前に調べればわかることや待遇面についての過度な逆質問は、面接担当者に悪い印象を与えてしまうこともあるため注意が必要です。

また、質問を準備していたからと言っても、既に面接の一連の流れで説明してもらったことを聞いてしまうと、話を聞いていない、コミュニケーションスキルが無いと感じられてしまうことがあります。
準備していた逆質問が使えなくなってしまった場合は、「ありません」と答えるのではなく、「○○について質問をしたかったのですが、先ほどご説明いただいたので理解できました」と伝えるのも良いでしょう。

給与や休日など待遇面の質問ばかりだと、面接担当者に仕事への興味が薄いのではという印象を持たれる可能性もありますので、必要最小限に留め、なるべく控える方が無難です。

おわりに

医療事務の採用面接での逆質問で、好印象を与えるために押さえるべきポイントについて解説しました。
組織に対する理解度や意欲、コミュニケーションスキルを確認するためにも逆質問は行われるため、ポイントを押さえた逆質問ができるように準備しておきましょう。