医療事務 2022.05.16

健診・検診センターで働く医療事務とは?仕事の特徴について解説

健診・検診センターで働く

病気になると、日常生活に何らかの支障が生じてしまいます。
そうならないためにも病気の発症は事前に抑えたいものです。

健康状態の検査を行う医療機関の中には、「健診・検診センター」という施設があります。
本記事では健診・検診センターで働く医療事務とは何か、仕事の特徴について解説します。

健診・検診センターとは

健診・検診センターは、病気の予防や早期発見を目的として、受診者の健康状態を検査する施設のことを指します。

病気の中には発熱やめまいといった症状が現れるものがありますが、自覚症状の無いものもあります。
そのような病気を早期発見・治療を行うために健診・検診センターは運営されています。

健診・検診センターに関連するサービスには「健診」「検診」「人間ドック」があります。
こちらでは、それぞれの違いについてご説明します。

健診

健診は健康診断の略で、健常者と疾病を持つ方を分ける検査のことを指し、「法定健診」と「任意健診」に分けられます。
学校や企業で案内される定期健康診断は法定健診に分類され、後述する人間ドックは任意健診になります。

検診

検診は病気であることを前提に、病名の早期確定を目的とした検査です。
がん検診や婦人科検診といった、特定の病気を早期発見し、早い段階で治療につなげることが目的です。

人間ドック

法定健診よりも細かく対象者の体調を検査する方法です。
人間ドックには、法定健診では行われないCTやMRI、胃カメラでの検査などが含まれます。

健診・検診センター医療事務の仕事内容

健診センター医療事務の仕事内容

こちらでは、健診・検診センターに勤務する医療事務の仕事内容を午前・午後に分けてご説明します。

午前

受付開始時刻までに予約状況や引き継ぎ事項の確認、掃除を行い、受診者を受け入れる態勢を整えます。

受診者の受け入れが始まったら受付業務などを行い、書類に検査情報を記載したり医師に書類を渡したりといった作業を行います。

検査のコースにもよりますが、検査事項には下記のようなものが挙げられます。

  • 身長・体重などの身体測定
  • 視力検査
  • 聴力検査
  • 胸部・胃部X線撮影
  • 心電図
  • 血液検査
  • 便潜血検査
  • 尿検査

また、受診者は絶えず入れ替わるため、受診者が使用するロッカーの整理なども検査とあわせて行います。

午後

午後の業務も午前の業務と大きく変わりませんが、締め作業が追加されます。
締め作業の中にはレジを締めることやパソコンのシャットダウン、翌日の出勤者に対して引き継ぎ事項を残すことなどが含まれます。

健診・検診センターは血を見るのが苦手ではない方や、スムーズなコミュニケーションを行うことができる方が向いています。
また、多くの受診者に対して様々な項目の検査を行うため、正確かつスムーズに業務を行える方が好ましく、状況をよく見て臨機応変に受診者を滞らせることなく誘導することができる点も重要なスキルのひとつです。

健診・検診センターでは多くの職種と連携する

健診・検診センターは多くの職種と連携

検診・健康センターはその性質上、多くの職種と連携します。

たとえば採血や身体測定を行う看護師や、紹介先の医師などが挙げられます。
そのため、さまざまな職種とスムーズにコミュニケーションを図る必要があります。

医師や看護師、保健師の中には健診・検診センターに勤務する方も多いですが、検査が主業務である健診・検診センターでは患者さんを回復させることができません。
健診・検診センターは診断結果によりさまざまな職種との連携が必須であるため、健診・検診センターへの就職を検討している方は、普段から要点を端的にまとめる練習などをしておきましょう。

おわりに

本記事では健診・検診センターで働く医療事務とは何か、仕事の特徴について解説しました。

健診・検診センターは病気の予防や早期発見を目的として、訪問者の健康状態を検査する施設のことを指し、勤務者は医療の知識だけではなくコミュニケーションのスキルも必要です。

さまざまな職種と連携するため、医療に関する知識やスキルを高めたいと考えている方は健診・検診センターへの就職を検討してはいかがでしょうか。

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