入職後に「これはおかしい」と感じた時の対処法
新しい職場に入職した後「聞いていた話と違う」「自分には合わない」と感じることがあるかもしれません。そのような時、どのように対処するべきなのでしょうか。本コラムでは入職後に違和感を覚えた際の適切な対処法について解説します。
入職後に「おかしい」と感じる主な原因
入職後に「おかしい」と感じる原因は、主に以下の2つに分けられます。
事前の説明と実際の職場環境が異なる
面接時や入職前に聞いていた説明と、実際の職場環境が大きく異なることがあります。例えば残業時間が事前の説明よりも大幅に多い、休日出勤を求められる、給与や福利厚生が説明と異なるなどのケースが考えられます。このような場合、企業側の説明不足や、説明と実態の乖離が原因である可能性があります。
職場の人間関係に問題がある
職場の人間関係が原因で「おかしい」と感じるケースもあります。例えば上司によるパワーハラスメントがある、同僚との関係性が良好でないなどの状況が考えられます。職場の人間関係の問題は、自分だけでなく組織全体の問題である可能性もあります。
また自分の能力や経験が正当に評価されていないと感じる場合も、「おかしい」と感じる原因となるでしょう。この場合、人事評価制度の不透明さや上司とのコミュニケーション不足が背景にあるかもしれません。
「おかしい」と感じた時の対処法
入職後に「おかしい」と感じた時は、以下のように対処しましょう。
上司や人事部門に相談する
職場の人間関係に問題がある場合は、まずは上司や人事部門に相談しましょう。自分の感じた違和感を具体的に伝えて改善を求めることが重要です。ただし相談する際は、感情的にならず冷静に事実を伝えるように心がけましょう。
自分の行動や振る舞いを見直す
「おかしい」と感じる原因が自分の働き方にある場合もあります。
例えば自分から積極的にコミュニケーションを取っていない、自分の能力や経験を正しく伝えられていない、職場の規則やマナーを十分に理解していないなどのケースが考えられます。このような場合は自分の働き方を見直し、積極的に改善していくことが重要です。
わからないことがあれば遠慮せずに質問し、自分から歩み寄ることで職場環境を改善できる可能性があります。
転職エージェントに相談する
人材紹介会社を通して入職した場合、担当の転職エージェントに相談することをおすすめします。特に事前の説明と実際の条件や職場環境が大きく異なる場合は、転職エージェントに改めて確認を取りましょう。
転職エージェントは企業との窓口となり、問題解決に向けて動いてくれます。入職後の早い段階で相談することで、適切な対処法を一緒に考えてくれるでしょう。
「おかしい」と感じる職場への入職を防ぐには?
これまで「おかしい」と感じた場合の対処法を解説してきましたが、転職はキャリアの大きな岐路になるため、そもそも入職後のミスマッチが起こらないことが重要です。
それではミスマッチのリスクを最小限に抑えるには、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。
企業研究を徹底する
応募先企業の情報をできる限り多角的に収集しましょう。企業のWebサイトやニュースリリースなどを確認して、企業文化や働き方の実態を調べることが大事です。
また転職エージェントから詳しい企業情報を得ることも有効です。複数の人材紹介会社を利用している場合は、それぞれの転職エージェントから得た情報を比較することも重要です。
面接で職場環境について具体的に質問する
面接の際に職場環境について具体的に質問することが大切です。残業時間、休日出勤の頻度、部署の雰囲気など働く上で重要なポイントを確認しましょう。また自分の働き方や価値観についても率直に伝えて、企業側の反応を見ることも重要です。面接は企業と求職者の双方が相性を確かめる場だという側面があることを忘れないようにしましょう。
他の転職エージェントに相談する
もし転職活動中に複数の人材紹介会社を利用していた場合、ある転職エージェントから内定先を紹介された際は、他の転職エージェントにもその企業についてどのように思うか意見を求めてみることをおすすめします。
複数の視点から情報を集めることで、転職先の企業文化や働き方についてより多角的に理解することができます。また転職先についての不安や懸念点を別の転職エージェントに相談することで、新たな気づきを得られるかもしれません。
ただし他社の転職エージェントに内定先について相談する際は、慎重に行動することが大切です。内定先企業への守秘義務があることを忘れず、情報の取り扱いには十分気をつけましょう。また他社の転職エージェントがネガティブな意見を述べた場合でも、冷静に判断することが重要です。最終的には自分の価値観やキャリアプランに照らし合わせて、自分の意思で転職先を決定しましょう。
転職エージェント選びのポイント
求職者がどれだけ気をつけていても、適切なサポートを提供できない人材紹介会社や転職エージェントを利用していると入職後のミスマッチを防ぐことが難しくなります。以下のような問題がある場合は、転職エージェントを見直す必要があるかもしれません。
事前の説明と実際の条件や職場環境にギャップがある
入職前に聞いていた説明と実際の職場環境や労働条件が大きく異なる場合、それは転職エージェントからの情報提供が不十分であった可能性があります。
特に給与、福利厚生、勤務時間といった重要な条件について事前の説明と実態が乖離している場合は要注意です。転職エージェントには求職者に正確な情報を提供する責任があります。もし説明と実態が異なっていた場合、その転職エージェントの情報収集能力や誠実さについて疑問を持つべきでしょう。
求職者の希望を十分に聞かずに求人を紹介する
求職者の希望や適性を十分に理解しようとせず、自社の手数料目当てに不適切な求人を紹介する転職エージェントもいます。
例えば「この求人は今だけのおすすめ案件です」と急かされたり、「ここなら絶対に採用されます」と根拠のない断言をされた経験はないでしょうか。求職者の気持ちを置き去りにして、一方的に求人を押し付けてくるような転職エージェントには注意が必要です。
入職後に連絡が取れなくなる
入職後、人材紹介会社やエージェントに連絡を取ろうとしても繋がらない、または返事がない場合は注意が必要です。求職者に寄り添う姿勢のある転職エージェントであれば、入職後も定期的に連絡を取り、求職者の状況を確認するはずです。
特に入職直後は環境の変化に伴うストレスで、様々な不安を感じるものです。そのような時期にエージェントが連絡を取れなくなるようでは求職者をサポートする体制が整っていないと考えられます。
D&Mキャリアが転職活動をサポートします
入職後に「おかしい」と感じた時は、一人で抱え込まず専門家に相談することが重要です。D&Mキャリアは医療・介護業界に特化したサービスを提供しています。業界に精通した転職エージェントが、皆様の転職活動を全面的にサポートいたします。
入職後の悩みにも真摯に耳を傾けて適切なアドバイスを提供しますので、お気軽にご相談ください。
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