【履歴書・職務経歴書の添削】書類選考の通過率を高めるポイント

転職活動で履歴書や職務経歴書の作成は避けて通れないものです。しかし作成した応募書類に自信がない人もいるでしょう。

本コラムでは転職エージェントによる添削の事例を通して、書類選考の通過率を高める応募書類のポイントを解説します。

履歴書を添削する際のポイント

履歴書はあなたの第一印象を左右する重要なものです。履歴書の添削方法について、添付写真の選び方から文字表記の統一まで具体的な方法を紹介します。

写真はプロに撮影してもらう（証明写真機は避ける）

履歴書に添付する写真は、採用担当者が最初にあなたの印象を形成する重要なものです。証明写真機ではなく、写真館などでプロのカメラマンに撮影してもらったものを使用しましょう。

プロのカメラマンは服装、髪型、表情といった要素を考慮して、あなたの魅力を最大限に引き出す一枚を撮影してくれます。良質な写真は履歴書を際立たせて、書類選考にプラスの影響をもたらすでしょう。

西暦または和暦表記に統一する

履歴書の学歴・職歴の欄の「年」は、西暦または和暦表記に統一しましょう。また履歴書と職務経歴書でも西暦または和暦表記に統一しましょう。これは採用担当者に整理されていて見やすい履歴書であるという印象を持ってもらうためです。

些末なことに感じられるかもしれませんが、書類選考の過程において重要なポイントとなり得ます。

誤字・脱字をチェックする

誤字・脱字のチェックは、履歴書の添削の基本です。誤字・脱字のある履歴書を提出してしまうと、丁寧さや注意力に欠ける人物だと採用担当者に判断されてしまいます。

志望動機を深掘りする

履歴書の中でも志望動機の欄は特に重要です。「介護業界に興味がある」といった表面的な動機ではなく、応募先企業で具体的に何を成し遂げたいのか、どのように貢献できるのかを明確に記載しましょう。

そのためにも履歴書を作成する前に自己分析を行い、志望動機を深掘りすることが大事です。

職務経歴書を添削する際のポイント

職務経歴書は、採用担当者にこれまでのキャリアを伝えるものです。過去の業務経験や成果を具体的に示すことが求められます。

以下に職務経歴書の添削で重要となるポイントを解説します。

業務内容は具体的に記載する

職務経歴書の業務内容の欄は、具体的に記載しましょう。「売上向上に貢献した」という曖昧な表現ではなく、「特定のマーケティング施策により売上を前年比20％向上させた」といった定量的な成果を示すことが大事です。

これにより、採用担当者はあなたの実績を明確に把握できるようになります。

実績を定量的に示すことの重要性

職務経歴書では、経験した業務や成果を可能な限り定量的に示すことが重要です。マネジメントしたスタッフの人数、担当したプロジェクトの規模、具体的な売上向上率など数字を用いて示すことで、あなたの経験やスキルが客観的に伝えられます。

経験業務は箇条書きにする

採用担当者があなたの経歴を一目で把握しやすくするために、業務内容は箇条書きにしましょう。箇条書きにすることで情報が整理され読み手が理解しやすくなります。

読みやすい書類を作ることは相手への思いやりであり、ビジネスマナーです。

レイアウトを工夫する

採用担当者にキャリアの流れや成果をより有効にアピールするために、職務経歴書のレイアウトを工夫しましょう。例えば直近の職歴が転職を希望する業界に近い場合、職務経歴を逆時系列で記入することで採用担当者の目に留まりやすくなります。

レイアウトの工夫により重要な情報が際立ち、あなたの強みが効果的に伝えられるようになります。

転職エージェントによる応募書類の添削

D&Mキャリアは、履歴書・職務経歴書の添削を行っています。プロフェッショナルな視点から応募書類を作成する際の注意点を伝えて、書類選考の通過をサポートします。

客観的なアドバイス

自分一人で作成した応募書類は主観的になりがちです。転職エージェントからの客観的な意見を取り入れることで履歴書や職務経歴書をより魅力的にし、あなたのキャリアが効果的にアピールできるようになります。

転職エージェントは業界のトレンドと応募先企業のニーズを把握しているため、それを活かしたアドバイスが受けられます。

詳細なフィードバック

作成された応募書類をチェックして、詳細なフィードバックを行います。それを応募書類に反映していただき、より選考を通過しやすい書類へと調整していきます。

こうした転職エージェントからのフィードバックは応募書類の作成に限らず、転職活動全般であなたの成功を後押しするものとなります。

職務経歴をバランス良くまとめる方法をアドバイス

一般的に職務経歴書はA4サイズで2～3枚程度が推奨されています。自分の魅力を伝えるためのスペースは限られていますので、そこにあなたの経歴やスキルを過不足なく効果的に記載しなければいけません。

転職エージェントが職務経歴をバランス良くまとめる方法をアドバイスします。

複数の転職エージェントから異なるアドバイスを受けた時は？

複数の転職エージェントを利用している場合、それぞれから異なるアドバイスを受けることがあります。例えばある転職エージェントからは「職務経歴書の記載内容を見直しましょう」とアドバイスされ、別の転職エージェントからは「今の職務経歴書で問題ありません」と言われることがあります。

このような場合、どう対処するべきなのでしょうか。

“自分の利益”に照らし合わせる

複数の転職エージェントから異なるアドバイスを受けた時、それを受け入れるかどうか“自分の利益”に照らし合わせて判断しましょう。

ある転職エージェントから職務経歴書の見直しを提案された時は、それが自分の転職活動にとってプラスとなるか長期的な視点で検討しましょう。「職務経歴書を書き直すのは面倒」と感じられても、転職の成功に繋がるかどうかを基準に判断することが大切です。「今の職務経歴書で問題ありません」と言われて安心するかもしれませんが、それを受け入れることが最善とは限らないのです。

短期的な視点で“楽な方”を受け入れるのではなく、転職の成功を最優先に考えるようにしましょう。