転職活動 2024.08.23

強みを最大限アピールできる「志望動機」の書き方

強みを最大限アピールできる「志望動機」の書き方

履歴書の志望動機を書く際、「どのように書けば強みをアピールできるのか」と悩む人もいるのではないでしょうか。

本コラムでは志望動機の効果的な書き方とよくある失敗例、そして志望動機を含む履歴書全体の作成のポイントについて解説します。

志望動機の重要性

まず、なぜ志望動機が重要なのかを理解しましょう。

応募先企業へのアピールポイントになる

履歴書にある志望動機の内容が充実していると、転職に対するモチベーションの高さや熱意がアピールできます。これらは入社後の仕事への取り組み姿勢にも反映されると考えられるため、応募先企業も注目するポイントとなります。

書類選考通過のカギになる

志望動機は、採用担当者が必ず確認する重要項目です。採用担当者に「この求職者に会ってみたい」と思ってもらえるように、学歴や職歴だけでは表現しきれない個性や熱意が伝わる志望動機を作成しましょう。それにより、書類選考通過の可能性が高まります。

効果的な志望動機の書き方

それでは、どのように志望動機を書けば良いのでしょうか。ここでは、志望動機を書く時のポイントを紹介します。

応募する企業の特徴に触れる

志望先企業の理念や特徴的な取り組みに言及すると、その企業についてよく研究していることがアピールできます。

記載例

貴院の「患者様中心の医療」という理念に強く共感しました。特に、患者様やご家族との丁寧なコミュニケーションを重視されている点に魅力を感じています。

自分のスキルや経験をアピールする

自分のスキルや経験が、その組織でどのように活かせるのかを具体的に述べましょう。

記載例

前職では医療事務として3年間勤務し、レセプト業務や患者様対応を担当してきました。特にクレーム対応では患者様の立場に立って丁寧に対応することで、多くの問題を円満に解決してきました。この経験は、貴院の患者様中心の医療の実践に貢献できると考えています。

入社後の抱負を記述する

入社後にどのように貢献したいのか、どのようなキャリアを築きたいのかを記述します。

記載例

入職後はこれまでの経験を活かしつつ、貴院の方針に沿った患者様対応のスキルをさらに磨いていきたいと考えています。また将来的には医療事務のリーダーとして、部門全体の業務効率化にも貢献していきたいと考えています。

志望動機を作成する時の注意点

志望動機を作成する時の注意点

志望動機を作成する際には、以下の点に注意しましょう。

自己中心的な表現を避ける

「キャリアアップ」や「ステップアップ」といった表現は、自己中心的な印象を与える可能性があります。自己中心的な表現は、応募先企業にとってメリットが感じられません。代わりに「貴社の成長に貢献したい」「より高度な医療サービスの提供に携わりたい」といった、企業や顧客への貢献を意識した表現を心がけましょう。

良くない例

この職場で自分のキャリアアップをはかりたいと考えています。

良い例

貴院の先進的な医療サービスの向上に貢献し、患者様により良い医療を提供したいと考えています。

適切な言葉遣いを心がける

志望動機は基本的に「です・ます調」で記述するのが一般的です。

また過度な謙譲表現は避けましょう。例えば「応募させていただきました」ではなく、「応募いたしました」が適切です。

良くない例

貴院に応募させていただきました。

良い例

貴院に応募いたしました。

口語で使う文言を使わない

口語表現は避けましょう。特に「正直~です」「結論~です」といった表現や「結果、〜」というような表現は、口頭では近年、少しずつ市民権を得てきていますが文章にすると違和感を与える可能性があります。

良くない例

正直、前職では人間関係に悩んでいました。結論、この経験を活かしてより良い職場環境づくりに貢献したいです。

良い例

前職での経験を踏まえて、チームワークを大切にしながらより良い職場環境づくりに貢献したいと考えています。

適切なフォーマットを選ぶ

アピールポイントが多いのに志望動機欄が小さい履歴書を選ぶ、また転職回数が少ないのに職歴欄が大きい履歴書を選ぶのは避けましょう。

自分の強みを最大限にアピールできるフォーマットを選ぶことが大切です。

自分に適したフォーマットがない場合には、自作することも検討しましょう。自作する際は、レイアウトの調整が重要です。適切な余白設定と行間調整を行い、見やすさを確保しつつ、空白が目立って内容が薄く感じられないように情報量のバランスに注意しましょう。

また履歴書の基本的な体裁(写真、住所情報、連絡先、学歴、職歴、志望動機など)は守りつつ、自己PRを効果的に行えるレイアウトを心がけましょう。

不要な情報を削除する

既成の履歴書には「趣味・特技」欄など、年齢や経歴によっては特に必要ではない項目がある場合があります。趣味や特技は、内容によっては人柄や適性をアピールしたり、志望動機の補強にもなることがあるため、不要とも言い切れませんが、求人に直接関係のない情報を記載するくらいであれば、志望動機や職務経歴により多くのスペースを割り当てましょう。

例えば40代の管理職経験者が、マネジメントポジションへ応募する際、趣味欄に「読書、映画鑑賞」などと記入するよりは、その欄を削除して過去の管理職としての実績等をより詳しく記述する方が得策であると言えます。

よくある失敗例

よくある失敗例

最後に、志望動機を作成する際によくある失敗例と対策を紹介します。

定型文の使用

「貴社の発展に貢献したいと思い、応募いたしました」といった定型文は、個性が感じられないため採用担当者の印象に残りにくいでしょう。あなた固有の経験や思いを織り交ぜた文章を心がけましょう。

良くない例

貴院の発展に貢献したいと思い、応募いたしました。

良い例

前職での患者様との関わりを通じて、より深く医療に携わりたいと考えるようになりました。貴院の「患者様中心の医療」という理念に強く共感し、自分の経験を活かして貢献したいと考えて応募いたしました。

職務経歴書との重複

志望動機で職務経歴をそのまま繰り返すのは避けましょう。職務経歴書に書かれている情報をそのまま繰り返すのではなく、その経験がどのように活かせるのかを説明することが重要です。

良くない例

前職では3年間、介護施設で介護職員として勤務し、食事介助や入浴介助などの業務を行っていました。

良い例

前職での介護経験を通じて培った高齢者とのコミュニケーション能力を活かして、貴施設でより質の高い介護サービスの提供に貢献したいと考えています。

長すぎる文章

志望動機が長すぎる、また履歴書全体がぎっしりと情報で埋め尽くされていると読み手の負担になります。ポイントを絞って簡潔に伝えることを心がけましょう。

良くない例

余白なく小さな文字で情報を詰め込んだ履歴書。志望動機も1,000字以上の長文。

良い例

適度な余白があり、400~600字程度で志望理由、自分の強み、貢献できる点を簡潔にまとめた志望動機が記載されている。

「どう書けば良い?」という時は専門家へ相談を

履歴書の志望動機は自分の魅力をアピールできる重要な項目ですが、どう作成すれば良いかわからず悩む人もいらっしゃるでしょう。

「何を書けばいいかわからない」「自分の強みがうまく伝えられない」という人は、一人で悩まずに専門家へご相談ください。

D&Mキャリアでは医療・介護分野に特化した転職支援を行っており、志望動機の作成に関しても豊富な経験を持つ転職エージェントが在籍しています。あなたの経歴や希望を丁寧にヒアリングして、最適なアドバイスを提供します。

志望動機の作成に不安を感じたら、ぜひD&Mキャリアへご相談ください。あなたの理想の転職の実現に向けて、全力でサポートいたします。

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