【ハイクラス転職のタイミング】時期よりも大切な動き出しの見極め
「転職を考えているけれど、いつ動き出せば良いのかわからない」
転職を検討し始めた時に、こうした悩みを抱える人は少なくありません。
求人が増える時期はあるのか、キャリアの中でどのタイミングが最適なのか。
管理職やマネージャーなど、いわゆる「ハイクラス層」の人であれば、現職との兼ね合いもあるため動き出す時期に慎重になることもあるでしょう。
本コラムではハイクラス転職の時期に関する現状と、動き出すきっかけとなるタイミングの考え方についてお伝えします。
ハイクラス転職が活発になる時期はあるのか
管理職ポジションや高い専門性が求められる職種への転職に適した時期はあるのでしょうか。
D&Mキャリアが、転職支援の現場で感じていることをお伝えします。
特定の時期に集中するわけではない
ハイクラス転職に関しては、特定の時期に動きが集中するという傾向はほとんどありません。
一般的に転職市場では、賞与の時期の後に求人数や求職者の動きが若干増える傾向が見られます。
賞与を受け取ってから退職する人が現れてくるため、その欠員を補充する求人が新たに発生するという流れです。
ハイクラス転職にもこうした動きが多少は見られますが、これはハイクラス層に限った話ではなく転職市場全体に見られる傾向です。
この時期を狙って動いた方が有利かと言えば、必ずしもそうとは言えません。
職種による個別の事情
経理や財務に携わっている人の場合は、決算が終わってから動き出すケースがあります。
ただし決算期は会社によって異なるため、一概に「いつが良い」とは言えません。
このように職種や業務内容によって個別の事情はあるものの、ハイクラス転職において特定の時期が有利に働くということはほとんどありません。
動き出すきっかけはキャリアの中にある

時期的なタイミングに明確な傾向がないとすれば、ハイクラス層はどのようなきっかけで転職を考え始めるのでしょうか。
プロジェクトや任務がひと区切りついた時
ひとつの傾向として見られるのは、担当していたプロジェクトや任務がひと段落したタイミングで動き出すケースです。
例えば新規拠点の立ち上げを任されていた人が、拠点の運営が軌道に乗ったことを機に次のキャリアを考え始める。
あるいは特定のプロジェクトを完了させた後に、新たな環境で自分の力を試したいと考えるようになる。
こうした個人のキャリアにおける節目が、転職を考え始めるきっかけになることはよくあります。
明確な理由がなくても動き出す人はいる
一方で現職に明確な不満があるわけではないものの、漠然と転職を考え始める人もいます。
特別なきっかけがあったわけではなく、通勤中や休日にふと「このままで良いのか」「次のステップに進むべきではないか」と頭をよぎる。
そうした何気ない瞬間から、転職を意識し始めるケースもあります。
大きな出来事や問題があるわけではなく、キャリアの中で自然に訪れる転換点とも言えるでしょう。
こうしたきっかけは極めて個別的なものであり、「いつ動くべき」という一般論では捉えきれないものです。
だからこそ時期を気にするよりも、自分のキャリアの中で「今が動くべきタイミングなのかどうか」を見極めることの方が大切です。
動き出す前に「語れるもの」があるか
ハイクラス転職において、タイミングと併せて考えておきたいのが「今の自分には何が語れるのか」という点です。
キャリアの棚卸しが動き出しの判断材料になる
ハイクラス層の転職では、これまでのキャリアの中でどのような成果を上げてきたのか、どのような課題に向き合ってきたのかが問われます。
例えば「新規拠点を立ち上げて軌道に乗せた」「組織の体制を整備した」「プロジェクトを完遂した」といった具体的な実績があれば、面接の場でも説得力を持って自分のキャリアを語ることができます。
反対に、今の環境でまだ道半ばの取り組みがある場合は、もう少し現職での経験を積んでから動き出すという判断も一つの選択肢です。
中途半端なタイミングで動くリスク
特に管理職やマネージャークラスの場合、現職での取り組みが途中の状態で転職活動を始めてしまうと、面接の場で「なぜ今なのか」を説明しにくくなることがあります。
組織の中で責任のあるポジションを担っている以上、「やるべきことをやり切った」と言える状態なのかどうかは転職活動の説得力に直結します。
動き出すタイミングを見極める際には「今の自分のキャリアを振り返った時に、胸を張って語れる状態になっているか」を一つの判断基準にしてみてはいかがでしょうか。
準備ができた時が動き出す時
ハイクラス転職において大切なのは、時期ではなく自分自身の準備が整っているかどうかです。
キャリアの棚卸しを行い、自分の経験や実績を整理してみる。
その中で「今の自分には語れるものがある」と実感できた時が、動き出すタイミングだと言えるでしょう。
求人を「待つ」よりも「つながる」

ハイクラス転職において、「いつ動くのが有利か」「求人が増える時期まで待つべきか」と考える人もいるかもしれません。
しかし先述の通り、ハイクラス転職に特定のベストシーズンは存在しません。
賞与後に若干の動きがあるとはいえ、それを待つことで良い結果につながるとは限らないのです。
ハイクラス求人は表に出にくい
ハイクラス層向けの求人は、一般的な転職サイトに公開されないケースも少なくありません。
企業側が幹部クラスの採用を進める場合、社内外への影響を考慮して非公開で進めることがあるためです。
こうした求人は人材会社を通じて紹介されることが多く、転職サイトで求人が増えるタイミングを待っていても出会えない可能性があります。
信頼できるエージェントとの接点を持っておく
管理職ポジションや専門性の高い職種の転職においては、求人が出てくるタイミングを待つよりも、日頃から信頼できる転職エージェントとの接点を持っておくことの方が大切です。
自分のキャリアや希望を理解している転職エージェントがいれば、非公開の求人が出た時に声をかけられる可能性があります。
また転職を決めていない段階であっても、自分のキャリアについて相談できる相手がいることで、動き出すタイミングをより的確に判断できるようになります。
時期を待つのではなく、いつ動き出しても良い状態を作っておくことがハイクラス転職における一つの備えだと言えるでしょう。
キャリアの節目を見逃さないために
ハイクラス転職のタイミングは、カレンダー上の時期ではなく自分のキャリアの中にあります。
ただし日々の業務に追われていると、そうした節目に気づきにくいこともあるでしょう。
特に管理職やマネージャークラスの人は日常の業務量も多く、自分のキャリアについて立ち止まって考える時間を取りにくいものです。
「今の自分には語れるものがあるのか」「そもそも転職すべきタイミングなのか」といった問いに、一人で向き合うのは簡単ではありません。
だからこそ、転職を決める前の段階で第三者に相談してみるという選択肢も持っておいていただきたいと思います。
キャリアの棚卸しや方向性の整理は、客観的な視点が入ることでより明確になることがあります。
D&Mキャリアでは、転職するのかどうかを決めていない段階でのご相談もお受けしています。
今の状況を整理したい、自分のキャリアをどう活かせるのかを考えたいという方はぜひ一度ご相談ください。
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