介護業界の離職率は高い?後悔しない職場の選び方とは
介護業界は人手不足かつ、離職率が高いというイメージを持っている方が多いかと思います。
本記事では、介護職の現状はどのようなものなのか、後悔しない職場の選び方をご紹介します。
介護業界の現状とは
介護業界は人手不足というイメージを持たれている方も多いかと思いますが、現実も全国的に人手不足であると言えます。
総務省統計局によると、令和3年度における65歳以上の人口は3,621万人、前年に比べおよそ20万人増加し、全人口の28.9%を65歳以上の高齢者が占めています。
近年、高齢者の割合は高い水準で推移しているため、引き続き介護サービスの需要は高まることが推測されています。
日本が抱えている少子高齢化問題に伴い、2040年には医療・福祉分野の就業者数で約100万人の不足が推計されており、今後も人手不足は続くと言えるでしょう。
介護職の離職率の実態
離職率の高いイメージがある介護業界ですが、実態は離職率がゆるやかに低下しており、令和2年度の離職率は14.9%と、平成17年度以降、最も低い離職率となっています。
このように、介護職の離職率は抑えられてきていると言えます。
介護施設が人手不足になりがちな原因
介護施設が人手不足になりがちな原因としては、薄給や激務といったマイナスイメージが先行していることが大きいでしょう。
未経験の場合に給与額が低いというのは、ほとんどの業界で共通していることと言えます。
しかし、介護業界では特定の資格取得に対してしっかりと評価する施設が多いため、勉強して資格を取得することで昇給も期待でき、組織や配属先によっては夜勤もあるため、夜勤手当が付くこともあります。
介護職はシフト制が採用されていることが多いため、飲食業などと同じようにカレンダー通りの休日は期待できません。
しかし、曜日によって忙しさが変動するような飲食業とは違い、介護職はある程度忙しさが一定のため、土曜日や日曜日の休みも比較的取りやすいと言えます。
体力的に厳しい職場環境とも言われていますが、体力に自信のない方は介護度の低い利用者が多い施設を選ぶことで、負担を軽減することも可能です。
マイナスイメージの強い介護職ですが、考え方によっては問題では無かったり、改善策があったりもします。
組織や雇用形態によっては、日勤のみや夜勤専従などの働き方も可能な介護職は、自分のライフスタイルに合った働き方ができるとも言えるでしょう。
後悔しない介護の職場の選び方
求人情報の内容に納得した上で応募する
求人情報に記載されている内容に要相談とされている項目がある場合には、事前に問い合わせをして、曖昧な点を残したまま応募することのないようにしましょう。
給与や休暇、勤務時間などの重要な項目で、幅をもたせた記載になっている求人票もありますが、都合良く解釈せず、自分の希望条件の範囲内であるかを確認することが大切です。
また、求人情報の内容以外で気をつける点として、他の求人に比べて過度な好条件であるにも関わらず、長い期間求人情報が掲載されている場合は、入れ替わりが激しい環境の可能性もあります。
業界に強い転職エージェントを活用する
転職サイトには自分で求人を探して直接応募するタイプもありますが、「介護業界に強い」など業界に特化した転職サイトであれば、多くの場合は掲載する求人ごとにキャリアアドバイザーがつくエージェント型だと思われます。
求人情報に気をつけようとしても、自分一人ではどうしたら良いのかわからないという方もいらっしゃるかと思いますが、転職エージェントなら介護業界の知識が豊富なキャリアアドバイザーと面談を行ったうえで、いろいろと相談できますし、希望条件に近い求人を提案してもらい、その中から選ぶことができます。
また、一般公開されていない求人を紹介してもらえるなどのメリットもあります。
おわりに
人手不足や離職率の高いイメージを持たれる介護職の実態として、益々需要が高まり人手不足が続くことは考えられますが、離職率はゆるやかに低下しています。
後悔しない職場の選び方としては、「求人情報の内容に気を付ける」や「転職サイトやエージェントを活用する」といったポイントをおさえることが大切です。
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