社会福祉士とは?仕事内容や活躍できる職場について
福祉に関わる専門職である社会福祉士は、社会のさまざまな場所で活躍しています。
こちらの記事では、社会福祉士とは何か、社会福祉士にはどのようにしてなることができるのか、どのような職場で活躍しているのか、などをご説明します。
社会福祉士とは
社会福祉士とは、障害者・高齢者などの日常生活を営むことが困難である方やその家族、また生活が困窮している方やその家族、虐待を受けている人などからの相談に対して、助言や指導、援助を行う福祉の専門家です。
相談者やその家族の置かれている環境、どのように状況を改善したいと考えているかなどを面談で聴き取り・把握し、必要に応じて行政や関係機関と連携を取りながら、それぞれに合った福祉サービスの提案を行います。
社会福祉士になるには
社会福祉士になるには、1年に1度実施される社会福祉士国家試験に合格し、登録を受ける必要があります。
社会福祉士国家試験は、以下のいずれかのルートを経ることで受験可能となります。
福祉系大学などで必要な単位を取得する
福祉系大学もしくは短期大学、専門学校などで、全18科目の指定科目を履修・単位を取得することで、社会福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。
注意点としては、2年制・3年制の短期大学や専門学校など、修業年限が4年に満たない学校を卒業した場合には、修業年限と合わせて4年を超えるように相談援助の実務経験を積む必要があります。
短期養成施設を修了する
福祉系大学・短期大学・専門学校などで取得できる18単位のうち、12の基礎科目のみ単位を取得している場合、短期養成施設で演習や実習などの6科目の単位を取得することで、社会福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。
※短期養成施設に入学するには、12の基礎科目の単位を取得した上で、修業年限と相談援助の実務経験が合計で4年を超えている必要があります。
一般養成施設を修了する
一般の大学や短期大学などを卒業している場合
福祉系ではない一般の大学や短期大学などを卒業している場合は、一般養成施設を修了することで、社会福祉国家試験を受験することができるようになります。
※一般養成施設に入学するためには、短期大学などの修業年限が4年に満たない場合、修業年限との合計が4年を超えるよう相談援助の実務経験を積む必要があります。
一般の大学や短期大学などを卒業していない場合
福祉系ではない一般の大学や短期大学などを卒業していない場合でも、相談援助の実務経験が4年以上あれば、一般養成施設に入学・修了することで、社会福祉士国家試験を受験することができます。
社会福祉士の活躍の場と仕事内容
社会福祉士国家試験に合格し、社会福祉士として登録されることで、福祉・医療・介護などの現場で社会福祉士として活躍することができます。
福祉の現場での仕事内容
福祉の現場では、身体障害者福祉施設、精神障害者福祉施設、知的障害者福祉施設、児童相談所などに在籍し、利用者の福祉に関わる相談援助を行います。
医療の現場での仕事内容
社会福祉士が医療機関で働く場合は、「医療ソーシャルワーカー」として、患者や家族の相談援助を行ったり、患者の社会復帰へのサポートを行ったりします。
介護の現場での仕事内容
働く場所が介護施設であれば、高齢者や障害者、またその家族の相談援助を行います。
状況に応じて、在宅介護から施設介護への移行などを提案することもあります。
おわりに
社会福祉の専門家である社会福祉士になるためのルートや、社会福祉士の活躍の場の種類をご説明しました。
社会福祉士は広く社会に必要とされる仕事であり、さまざまな場所で働くことができます。
だからこそ、資格を取る際には、どのような仕事がしたいのかを明確にしておくと良いでしょう。
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