介護 2023.01.26

初めての介護職 事前に準備しておくべきこととは?

初めての介護職

介護職として転職が決まったら、入職初日までにさまざまな準備をしておく必要があります。
こちらの記事では、介護職員として働き始めるまでにどのような準備をしておくべきかをご説明します。

入職初日の持ち物の用意をする

入職初日にどのような持ち物を持参するべきかについては、入職までに施設から指示があります。
指示があったものは、余裕を持って用意しておくようにしましょう。

一般的な入職初日の持ち物についてもご紹介しますので、事前に用意できるものはそろえておきましょう。

入職初日の持ち物の例:筆記用具とメモ帳

転職後、最初のうちは特に覚えなければならないことが多いため、いつでもメモを取ることができるようにペンと小さめのメモを用意しておくようにしましょう。
上司や先輩介護職員から教わる内容の他に、利用者からの要望や利用者に関わることなど、さまざまな内容のメモを取らなければなりません。

入職初日の持ち物の例:必要書類

雇用保険被保険者証、年金手帳、などの入社手続きに必要な書類をそろえておきましょう。
可能な場合は、前職の源泉徴収票も入社前に用意しておくと良いでしょう。
必要書類は入職初日に確認されることが多いですが、特に前就業先に用意してもらう必要がある書類などは取り寄せに時間がかかることもありますので、早めに手配しておくことが大切です。

事前に用意しておいた書類以外に、入職時に記入・押印する書類があることもあるため、印鑑も念のため用意しておくようにすると良いでしょう。

入職初日の服装を決めておく

入職初日の服装を決める

入職初日はもちろん、2日目以降の勤務でも清潔感のある服装・身だしなみに気をつけることで他の介護職員からの印象が良くなるでしょう。
また、体を動かすことも多いため、制服やユニフォームの支給がない職場の場合は、なるべく動きやすい服装を選ぶようにしておきましょう。

清潔感のある服装・身だしなみ

職業に関わらず、清潔感のある服装や身だしなみを整えることは、社会人としての信用を得るために必要なことですが、人との関わりが多い介護職員にとってはさらに重要です。

勤務時の制服やユニフォームは着崩さないようにし、私服の場合はサイズの合ったものを着用して、シミやしわが無いか確認しておくようにしましょう。

服装以外にも、髪の毛が長い場合は後ろで束ねたり、男性で髭が生えている場合には不衛生と感じる人がいるため剃るようにします。
また、利用者に触れる仕事であることから、傷つけることが無いように爪も切っておきましょう。

動きやすい服装

施設によっては制服やユニフォームを支給されることもありますが、私服で働く場合もあります。
介護職員の業務は身体を動かすことが多いため、私服の場合は動きやすい服装を選ぶことが大切です。

また、サイズが大きすぎるとだらしなく見えてしまい、サイズが小さすぎると動きにくくなってしまうため、自分の体に合ったサイズを着用するようにしましょう。

入職の挨拶を考えておく

入職の挨拶を考えておく

多く職場では、新人が入職初日に挨拶をすることが慣例となっています。
自分のことを知ってもらえるように、入職までに挨拶の内容を用意しておきましょう。
また、あまりに長いと聞く側を疲れさせてしまいますし、話の内容が頭に残らないので、大体1分以内におさまるようにしておくと良いでしょう。

挨拶で話す内容としては、以下のような項目があります。

  • 名前
  • 前職の業種や仕事内容
  • 入職後の抱負

勤務先住所・出勤時間・出勤ルートを確認しておく

面接場所と勤務先住所が異なる場合には、事前に住所と出勤ルートを確認しておきましょう。
心配な場合には、入職日までに調べたルートで勤務先まで行ってみても良いでしょう。
出勤ルートや定期料金の提出を求められることもあるので、出勤ルートや定期料金のメモも取っておいてください。

出勤時間も確認しておき、入職初日は出勤時間の30分前には到着するようにしておくことで、当日トラブルがあったとしても余裕を持って出勤することができます。

事前に介護についての勉強をしておく

介護についての勉強

入職までに時間があれば、介護についての勉強をしておきましょう。
インターネットで調べたり、介護についての本を読んだりする以外にも、介護職員初任者研修など未経験無資格でも受験でき、介護についての知識を得ることができる資格を取得するという手段もあります。
少しでも多くの知識をつけておくことで、安心して入職することができますし、入職後もスムーズに業務を遂行することができます。

入職初日の心構え

入職初日の心構え

心構えと言っても、特別変わったことを意識する必要はありません。
あくまで、これから一緒に働く介護職員や関わっていく利用者と良好な関係を築けるような行動を心掛けるようにすると良いでしょう。

接しやすい態度を心がける

初めての職場で人間関係を築く上でも、利用者に接する上でも、前向きで明るく接しやすい態度でいることは重要です。
介護職は、多くの人と接する仕事であるため、人に与える印象を良くしておくことで業務が円滑に進むことは少なくありません。
どんな時でも、穏やかで明るい態度で接することができるように心がけておきましょう。

積極的に質問したり、メモを取る

先輩や上司が初日に一日の流れと業務内容を教えてくれるかと思いますが、疑問に感じたことは積極的に質問していきましょう。
積極的に質問することは早く業務に慣れることにもつながり、仕事に対する姿勢が他の人にも伝わります。

介護職員は基本的な仕事内容の他にも、一緒に働く介護職員や利用者の名前を覚えたり、介助のコツなども覚えておく必要があります。
覚えることが多いため、誰にどのようなことを教えてもらったのかメモを取ることも大切です。

介護職員や利用者の名前を覚える

全ての業務を初日から教えてもらう訳ではなく、またその日のうちに全て覚えなければならないという訳ではありません。
まずは一緒に働く介護職員や施設の利用者の名前を覚えるようにしましょう。
介護職員は多くの人と関わる仕事であることから、良好な人間関係を築けている方が働きやすくなるため、普段からなるべく名前を呼ぶようにして、名前と顔を一致させていきましょう。

相手の特徴と合わせて名前を覚えるようにすると、思い出しやすくなるため、名前と特徴をまとめてメモを取っておくこともおすすめです。

初めての介護業務に不安を感じている方へ

初めて介護職に就く人の中には、不安な気持ちを抱えている人もいらっしゃるかもしれません。
初めての職種であることから覚えることも多く、不安になることもあるかと思いますが、特別気構える必要はありません。
これから一緒に働いていく人たちと良好な関係を築けるよう、仕事に対する前向きな姿勢を見せることが大切です。

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おわりに

初めての介護職転職で準備しておくべき内容をご説明しました。
入職初日は誰でも緊張するものなので、少しでも緊張を緩められるよう、早め早めの準備をしておきましょう。
持ち物の用意だけでなく、出勤ルートの確認や当日の挨拶の用意、事前の勉強などをしておくことで、多少なりとも余裕を持って入職することができます。
しっかりと事前準備をして、入職当日を迎えましょう。

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