介護 2022.08.03

生活支援員とは?無資格でもなれる?気になる就職先についても紹介

生活支援員とは

介護に関わる職種の一つに、「生活支援員」があります。
こちらの記事では、生活支援員とはどのような職種なのか、資格がなくても生活支援員になることはできるのか、生活支援員はどのような職場で働くことができるのか、についてご説明します。

生活支援員とは

介護施設などで、障害者や高齢者の食事や入浴、着替え、排泄など日常生活のサポートや、身体機能向上のための支援を行うのが、生活支援員です。

生活支援や介護の技術や知識を活かし、実務を行う他、介護職員のまとめ役を担うこともあります。
介護需要の増加に伴い、生活支援員の活躍の場も増えています。

生活支援員と混同されることのある職種として、「家庭生活支援員」と「地域生活支援員」があります。
家庭支援員は児童や乳幼児の生活指導を行い、地域生活支援員は障害者の生活支援に加え、福祉サービスに関する相談に乗ったり医療機関と連携したりします。
同じ『生活指導員』がつく職業ですが、その職務内容は大きく異なり、生活指導員とは別の職種です。

生活支援員が活躍できる職場

生活支援員が活躍できる職場

生活支援員は、下記のような職場で活躍しています。
職場によって職務内容が異なりますので、就職や転職を考えている方は注意が必要です。

老人ホームや高齢者施設

利用者への介護業務や園芸などの指導、医療機関・福祉施設との連携、利用者・ご家族からの相談に対応したりします。

障害者支援施設

利用者の生活支援や健康管理などを行います。

就労継続支援(A型)事業所

『就労継続支援(A型)』とは、一般企業への就労が困難な障害者に、雇用契約に基づく生産活動の機会を提供する福祉サービスです。
就労を希望する障害者へのサポートが、ここでの生活支援員の主な仕事です。

就労継続支援(B型)事業所

『就労継続支援(B型)』とは、一般企業への就労が困難で、なおかつ雇用契約に基づく生産活動機会の提供も難しい障害者に、軽作業などの就労訓練を行う福祉サービスです。
就労継続支援(A型)事業所同様、生活支援員は、就労を希望する障害者へのサポートを行います。

就労移行支援事業所

利用者が一般企業に就労するために必要となる、技能や生活習慣の習得を支援します。

生活支援員は無資格でもなれるのか

生活支援員は無資格でもなれるのか

生活支援員になるために必須の資格はありません。
しかし、職場によっては、雇用条件として資格を必須としている場合もあります。
たとえば、生活支援員は障害者支援施設で就労することもありますが、障害者支援施設の中には介護福祉士や社会福祉士の資格保持者のみを採用している職場があります。
生活支援員への転職を考えている場合には、雇用条件の確認は必ずしておきましょう。

その他にも、取得していると採用確率が上がったり、給与が上がったりすることのある資格として、下記のようなものがあります。

  • 実務者研修(ホームヘルパー1級)
  • 初任者研修(ホームヘルパー2級)
  • 精神保健衛生士
  • 社会福祉主事任用資格

老人ホームや高齢者施設で就労する際は、社会福祉士の資格や社会福祉主事任用資格を取得していると有利です。
また、知的障害者の支援施設で就労する場合には、教育学や社会学・心理学を修めていたり、知的障害者の更生援護の実務経験や知識があると、採用されやすくなります。

就労支援施設で働く場合には、職場によっては利用者の送迎を行うことがありますので、自動車運転免許を保有しておくと良いでしょう。

おわりに

生活支援員とはどのような職種なのか、無資格でも生活支援員になることはできるのか、生活支援員はどのような職場で活躍しているのか、についてご説明しました。

高齢者や障害者が円滑な日常生活を送る上で、生活支援員は重要な役割を果たしています。
時に直接的な支援を行い、時に相談に乗り、利用者のサポートをします。
障害者のサポートをするのか、高齢者のサポートをするのか、またどの職場で働くかによって職務内容が違うため、応募の際は募集内容や職場の種類をしっかりと確認しましょう。

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