未経験から介護職への転職　注意点や気になるポイントとは

高齢化社会で多くの人材を必要としている介護業界では、未経験者・経験者問わず、活躍することのできる人材が必要とされています。
こちらの記事では、介護職未経験者が介護職に転職をする際の注意点や気になるポイントについてご説明します。

未経験から介護職に転職する際の注意点

未経験可・未経験歓迎の求人に応募する

未経験者をどの程度積極的に採用しているかは、施設によって異なります。
求人情報を確認する際には、「未経験可」「未経験者歓迎」などの文言が入っている求人を選ぶようにしましょう。

志望動機やアピールポイントを用意しておく

「未経験可」と言うのは、誰でも採用するという意味ではありません。
未経験でも活躍できる人材だと面接官に感じてもらえなければ採用にならないため、応募先の施設への志望動機や、介護職への転職を希望している理由、施設で役立てることのできる自分なりのアピールポイントなどを事前に用意しておくことで、採用確率を高めることができます。

転職前よりも収入が下がる可能性がある

介護職に限らず、未経験の職種に転職をする場合には、経験を積んだ前職と比べて給与が下がることが少なくありません。
特に介護職では、転職したての頃は夜勤もあまりないため、給与が少なくなってしまう可能性があります。

未経験から介護職に転職する際に気になるポイント

研修・教育制度は整っているか

未経験から転職する際に最も気になることの一つは、研修・教育制度が充実しているかどうかではないでしょうか？
研修や人材育成の制度の整備状況は施設によって異なるため、求人情報やホームページで確認した上で、面接の際にも質問するようにしましょう。
何を確認すれば良いかわからない場合は、入社後の研修・育成フロー、資格取得に対する援助や昇給のシステム、能力に応じた研修の適宜実施などの項目について確認してください。

シフトや勤務時間

介護職では、日勤以外にも夜勤や準夜勤のシフトがあります。
入社後、どれくらいのタイミングで夜勤や準夜勤での勤務が発生するのか、月に何回くらいあるのかなどを確認し、事前に把握しておきましょう。

無資格でできること・できないこと

介護に関する資格を取得していなくても介護職に就くことはできますが、介護職の業務の中には資格を持っていなければ行えないものもあります。

無資格でできること

有料老人ホームや通所介護などの介護施設で利用者の身の回りの世話を行うことは、資格を取得していなくてもできますが、身体介護を行うには介護福祉士から指示を受ける必要があります。
また、事務系の業務を行うにも介護の資格は必要ありません。

資格がなければできないこと

訪問介護を行う場合は、介護職員初任者研修などの資格が必要です。
訪問介護では、施設での介護と異なり、1人で訪問し身体介護を行うため、専門的な知識の習得を証明するための資格が必要なのです。

資格の有無による給与額の違い

多くの施設では、取得している資格に応じた昇給があります。
事前に資格を取得しておくことで、高い給与で働き始められる可能性が高くなりますので、可能であれば資格を取得しておくと良いでしょう。
また、無資格でも介護職に転職することはできますので、介護職に転職し実務経験をある程度積んでからスキルアップとして資格取得を目指すという方法もあります。

おわりに

未経験から介護職に転職をする際の注意点や気になるポイントについてご説明しました。
未経験者でも働ける介護職の求人は多くありますので、未経験でこれから介護職として働きたいという方は是非、求人を探してみましょう。
ただ、注意点として、業務内容によっては資格が必要なこともあるため、行いたい業務に資格が必要かどうか、事前に確認をしておくと良いでしょう。