介護 2022.09.28

福祉住環境コーディネーターの資格について詳しく解説

福祉住環境コーディネーターの資格

福祉住環境コーディネーターになることで介護の幅が広がり、キャリアアップにもつながります。
本記事では、福祉住環境コーディネーターになるための資格について詳しく解説していきます。

福祉住環境コーディネーターの仕事内容などについては、下記記事でご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
介護の幅が広がる!福祉住環境コーディネーターの仕事内容とは?

福祉住環境コーディネーター検定試験とは

福祉住環境コーディネーター検定試験とは、3級から1級までの3段階に分かれている検定試験で、合格すると福祉住環境コーディネーターとして住宅改修などのアドバイスをすることができます。

3級では福祉や住環境についての基礎知識の理解度を求められ、2級では実務に活かすための知識、1級ではまちづくりや住宅改修の提案などの活動に関する知識と能力について出題されます。

福祉住環境コーディネーター資格を取得するメリット

福祉住環境コーディネーター資格を取得する

住宅改修費支給申請の理由書を作成することができる

住宅改修費支給申請の理由書を書くことができるのは、福祉住環境コーディネーター資格の2級以上をはじめ、ケアマネージャー、理学療法士、1級建築士といった資格を保有している限られた専門家のみであるため、資格取得の大きなメリットと言えるでしょう。

提案の幅が広がり、給与アップも期待できる

福祉住環境コーディネーターを取得するために学んだことは、介護の現場でも活かすことができます。
利用者やそのご家族のために的確な提案をすることで、信頼関係が築きやすくなることもメリットの一つと言えます。

また、組織によっては資格取得に対する奨励金や資格手当が支給されることがあるため、給与アップの期待もできます。

検定試験の概要

検定試験の概要

福祉住環境コーディネーター3級、2級

試験形式/時間 多肢選択式/90分
合格基準 100点満点とし、70点以上で合格
受験資格 学歴や年齢制限はなく、2級からや2級・3級の併願も可能
受験料 3級 5,500円(税込)
2級 7,700円(税込)
※CBT方式の場合は別途利用料として2,200円(税込)が必要

福祉住環境コーディネーター1級

試験形式/時間 前半:多肢選択式/90分
後半:記述式/90分
合格基準 前半、後半ともに、100点満点とし、70点以上で合格
受験資格 学歴や年齢制限はなく、1級からの受験も可能
受験料 1級9,900円(税込)+ CBT利用料2,200円(税込み)
合計12,100円(税込)

参照元:東京商工会議所 福祉住環境コーディネーター検定試験

試験方式にはIBT方式とCBT方式の2パターンがあり、3級と2級はどちらかを選ぶことができ、1級はCBT方式のみとなります。
自分でパソコンやインターネット環境を用意して受験するのがIBT方式で、各地のテストセンターに行って備え付けのパソコンで受験するのがCBT方式です。
自分で環境を用意する必要がある分、CBT方式よりもIBT方式の方が受験料は安く設定されています。

毎年、福祉住環境コーディネーター2級検定試験の受験者が多い傾向にあり、その合格率は40%前後です。
検定試験の申し込みは通常、6月~7月と11月~12月に3級と2級、1級は10月~11月頃が申し込み期間として設けられているため、それまでに準備を始めておくようにしましょう。

おわりに

福祉住環境コーディネーターの資格について詳しく解説しました。
福祉住環境コーディネーター検定試験は、3級と2級の試験方式や試験期間は同じですが、1級は少し異なるため注意しましょう。
キャリアアップや給与アップが期待できるため、興味のある方は福祉住環境コーディネーター検定試験を受けてみてはいかがでしょうか。

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