通所介護計画書とは?作成の流れとポイントを解説
通所介護とは、デイサービスとも呼ばれており、施設に入所せずに日帰りで利用することができる介護サービスです。
利用者の孤立感の解消や心身機能の維持をはじめ、ご家族の負担軽減などを目的として実施します。
この通所介護サービスを提供するために必要なのが「通所介護計画書」です。
本記事では、通所介護計画書とはどのような書類なのか、また、作成の流れやポイントについて解説します。
通所介護計画書とは
通所介護計画書とは、通所介護サービスの利用者にどのようなサービスを提供するかをまとめた計画書のことです。
利用者ごとに合った計画書を作成し、介護職員の間で内容を共有してサービスの統一化を図ったり、基本報酬の算定に活用したりします。
また、担当のケアマネージャーとの情報交換ツールとしても通所介護計画書は用いられるため、ケアマネージャーが作成したケアプランに沿った通所介護計画書を作成することで、それぞれの利用者に合わせた対応ができる施設であるという点で、ケアマネージャーからの信頼感を得ることにもつながります。
通所介護計画書に記載する内容には、1日のサービス内容や1ヶ月ごとの変化点、サービス提供時の注意点なども含まれます。
利用者やご家族に、サービスの提供手順や提供の方法をはじめとしたサービスの内容を説明して同意を得るために、通所介護計画書は活用されます。
通所介護計画書を作成する流れ
通所介護計画書を作成する流れについて、4つのステップに分けてご紹介します。
ケアプランの確認
利用者の担当ケアマネージャーから共有されるケアプランをもとに、身体状況や介護度、服用している医薬品などを確認します。
また、運動などを行う際に注意するべきポイントについて、医師の記載がある場合は関係者に確実に共有する必要があるため、通所介護計画書にも記載します。
利用者についてのアセスメント
ケアプランを確認して情報収集をした後には、利用者やご家族にも直接会いに行って情報収集をした上でアセスメントを行います。
情報収集した内容から、送迎の有無や利用者に提供するサービスを確認していきます。
通所介護計画書の作成
課題や目標を策定したら通所介護計画書を作成していきます。
ケアプランに書かれている目標と相違がある場合には、担当のケアマネージャーに相談してケアプランを修正してもらうこともあります。
1日の流れを10分単位で細かく記載するなど、なるべく具体的でわかりやすい計画書にすることが大切です。
利用者への説明と同意
作成した通所介護計画書を用いて、利用者やご家族にサービス内容を説明します。
同意を得ることができたらサインをしてもらい、原本は施設側で保管し、控えを利用者側に渡します。
同意を得ることではじめて、通所介護サービスを提供することができます。
通所介護計画書を作成するときのポイント
利用者やご家族をはじめ、介護職員やケアマネージャーなど、様々な人が目を通す通所介護計画書を作成する際は、基本情報やサービスの内容、目標といった要点を簡潔にまとめることが大事なポイントです。
短くまとめすぎて情報が不十分になったり、長過ぎて読みにくくなったりしないように注意しましょう。
通所介護計画書を作成する1番の目的は利用者ごとに合った介護サービスを提供することです。
心身の状況によって提供するサービスも異なるため、利用者やご家族からしっかりと情報収集を行うことが大切です。
おわりに
通所介護計画書とは、訪問介護でどのようなサービスを提供するかをまとめた計画書のことです。
利用者やご家族から同意を得ることでサービスを提供することができます。
通所介護計画書を作成する際の流れは以下の通りです。
- ケアプランの確認
- 利用者についてのアセスメント
- 通所介護計画書の作成
- 利用者への説明と同意
要点を簡潔にまとめられているか、利用者ごとに合った内容なのかといったポイントを押さえて、通所介護計画書を作成しましょう。
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